こんな世界で生きなきゃいけないなんて、死んじまえ自分

 両親の争う声を両手で塞ぎながら、小さかった僕は初めて呪いの言葉を吐いた。

 1月も終わった頃、すっからかんの財布を虚しく眺めながら、僕は再び呪いの言葉を吐いた。

 中学生になったころ、鏡を見ながら僕は呪いの言葉を吐いた。

 自分や神に対する呪いの言葉を吐くたび、心がすり減っていくのを感じていた。
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