ヒーラー日記
人間のみなさんこんにちは、僕はヒーラーのヘナ。今から僕が世界最強のヒーラーになった理由を説明するよ。僕が自分自身の能力がヒーラーということが分かったのは4歳の頃だ。この世界では自分自身のアビリティ、つまり人間の言う「特技」というものがが決まっていて、4歳になった途端与えられるのだ。僕は数あるアビリティの中でヒーラーになったのだ。僕のヒーラーはとても優れている。最初から優れていたわけではなく、自分の指を折ってはヒールを繰り返したからだもちろん普通の子はそんなことはしないもちろん折る時は痛いがヒールをした時の快感が面白いからだ。人間で言うオナニーと一緒だ。それを見せると流石の両親にも気味悪がられてしまった。ヒーラーの分野に関しては小学校の担任の先生にも認められて、中学ではヒーラーで有名な学校に行くことが決まった。両親も飛び跳ねて喜んでいた。中学校でヒーラーを勉強していたある日、僕は突然オッセオ博士という僕の先生みたいなものに突然冒険者より医者を目指さないかと勧められた。僕は薄々気づいていたが、とうとう言われてしまった。ヒーラーというものは冒険するパーティーにとって強い部類の能力だがヒーラー自体の数が少ない。なぜなら、攻撃力、起動力、IQ、防御力が共に著しく低い。攻撃力やIQならまだしも、僕は特に機動力と防御力が無い。防御力は装備でなんとかなるが、冒険するにあたって機動力が無ければ、強敵に当たった時、引く事ができないし、ヒールをするにあたっても遅いから直ぐに駆けつける事ができず、パーティーが壊滅してしまう。また、ヒーラーのいるパーティーではヒーラーが始めに狙われるため、どんなに優秀なヒーラーでも、機動力が遅ければヒールをする前に死んでしまう。冒険者になりたかった僕は自分の能力を小さい頃から恨んでいた。自分も剣で素早く敵を切り刻んでみたかった。両親も医者だったから、僕に医者になって欲しかった様で、ホットしていた。そのホットした顔が恨めしくてたまらなかった。そんな時僕はある人に出会った。出会ったといっても、技をみただけである。その人は僕が冒険者になるきっかけを作った。それは僕の従兄弟である。フルネームは分からないが、エルノフと呼ばれていて、剣と炎を扱う事ができる。彼は前回と同じ様に、僕に冒険者になる気力を教えてくれた。今思えばエルノフはあまり強くはなかった。だが、当時の僕には炎と剣が使えただけで強くてカッコイイと思っていた。エルノフの姿をみて僕は諦めきれず、僕は冒険者を目指す事にした。機動力を上げたい僕は低いIQで必死に考えた。答えが出なかったから、渋々オッセオ博士に相談した。オッセオ博士はBボールを紹介してくれた。Bボールとは、自分の後方の地面にボールを叩きつけ、爆発する。爆発とはいっても、自分や相手を吹っ飛ばすための道具なため、攻撃力はない。……続く
あなたにおすすめの小説
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
由香皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。
“いらない婚約者”なので、消えました。もう遅いです。
あめとおと
婚約者である王子から、静かに告げられた言葉。
――「君は、もう必要ない」
感情をぶつけることもなく、彼女はただ頷いた。
すべては、予定通りだったから。
彼女が選んだのは、“自分の記憶を世界から消す魔法”。
代償は、自身という存在そのもの。
名前も、記憶も、誰の心にも残らない。
まるで最初からいなかったかのように。
そして彼女は、消えた。
残された人々は、何かが欠けていることに気づく。
埋まらない違和感、回らない日常。
それでも――誰一人、思い出せない。
遅すぎた後悔と、届かない想い。
すべてを失って、ようやく知る。
“いらない存在”など、どこにもいなかったのだと。
これは、ひとりの少女が消えたあとに、
世界がその価値に気づく物語。
そして――彼女だけが、静かに救われる物語。
婚約破棄から50年後
あんど もあ王立学園の卒業パーティーで、王子が婚約者に婚約破棄を宣言した。王子は真に愛する女性と結ばれ、めでたしめでたし。
そして50年後、王子の孫の王子は、婚約破棄された女性の孫と婚約する事に。そこで明かされた婚約破棄の真実とは。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
十六歳の妹の誕生日、私はこの世を去る。
あいみ碌に手入れもされていない赤毛の伯爵令嬢、スカーレット。
宝石のように澄んだ青い髪をした伯爵令嬢、ルビア。
対極のような二人は姉妹。母親の違う。
お世辞にも美しいと言えない前妻の子供であるスカーレットは誰からも愛されない。
そばかすだらけで、笑顔が苦手な醜い姉。
天使のように愛らしく、誰からも好かれる可愛い妹。
生まれつき体の弱いルビアは長くは生きられないと宣告されていた。
両親の必死に看病や、“婚約者の献身的なサポート”のおかげで、日常生活が送れるようになるまで回復した。
だが……。運命とは残酷である。
ルビアの元に死神から知らせが届く。
十六歳の誕生日、ルビアの魂は天に還る、と。
美しい愛しているルビア。
失いたくない。殺されてなるものか。
それぞれのルビアを大切に思う想いが、一つの選択をさせた。
生まれてくる価値のなかった、醜いスカーレットを代わりに殺そう、と。
これは彼女が死ぬ前と死んだ後の、少しの物語。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノとある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。