追放された心の魔法薬師は傷心の勇者を癒したい
勇者が魔王を倒し、平和が訪れた世界で冒険者たちが職にあぶれる中、魔法薬師のルエリアは冒険者の間で好評を博していた【安眠薬】を街の人たちに売って、王都でそこそこ順調に暮らしていた。
魔族が激減したことにより生活が一変し、様々な問題に直面してストレスを感じている人が大勢いる。『心が疲れている人たちを、私の魔法薬で癒してあげたい』――。そんな思いを抱きつつ魔法薬売りに精を出すルエリアだったが、元冒険者の男たちに嵌められて全財産を没収され、国外追放を言い渡される。
ひとまず国境を目指す中、ルエリアを嵌めた男たちに監禁されかけてしまい、薬効を極端に強化した魔法薬を使って逃げ出す。すると偶然王女に出会い、安眠薬の作成者であることを知られたところ、勇者の邸宅に案内される。そこで面会した勇者は、かつて魔王を倒した英雄とは信じがたいほどに衰弱していたのだった――。
※小説家になろう、カクヨム、Nolaノベルにも投稿しています。(2024.10.31 加筆修正済)
[第12回ネット小説大賞 一次選考通過作品]
魔族が激減したことにより生活が一変し、様々な問題に直面してストレスを感じている人が大勢いる。『心が疲れている人たちを、私の魔法薬で癒してあげたい』――。そんな思いを抱きつつ魔法薬売りに精を出すルエリアだったが、元冒険者の男たちに嵌められて全財産を没収され、国外追放を言い渡される。
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