君主たる魔導書-マスターグリモワール-
魔術が禁止され、魔女狩りが執行されていた時代。とある王国に黒い魔導書を持つ魔術師が現れる。不幸にも邪悪な魔術師であった彼は、目的の邪魔になると判断した者を容赦なく殺害していった。その彼の目的とは、強力な魔導書である5界の魔導書を集めること。それらがすべて揃えば世界のすべてを支配できるほどの力を手にできるという。あまりにも勝手な野望。それを阻止しようとするのは、王国騎団の騎士団長、ディルク・バーデンという男だ。騎士団の仲間たちを無残にも殺されて復讐に燃えるこの男は、その職を辞してでも邪悪な魔術師を追い続け、そして魔導書の行方を掴もうとする。その中で挫折を経験しながらも、不思議な人物や新たな仲間と出会いながら奮闘するディルクは、果たして邪悪な魔術師を止めることができるのか。5界の魔導書を巡って複数の視点で描かれる魔術世界のストーリーを是非ご堪能ください!*小説家になろう、ノベルアップ+ にも投稿しております。毎日20時更新!
第一章 痛みの連鎖
第二章 救いを追い求めて
第三章 足掻き、突き進む者
第四章 集結する思い
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