無能と蔑まれた非能力者、奈落の底で「怪物の姫」と血の契約を結び覚醒する

特殊能力者「アース」が人類の覇権を握り、希望としてもてはやされる世界 。

主人公の譲(ゆずる)は、類まれな記憶力と分析力に恵まれながらも、身体能力は平凡な「非能力者」だった 。

地球防衛隊の養成所へ入学した彼を待っていたのは、実力至上主義のエリートたちからの「無能」「身の程知らず」という冷酷な嘲笑 。

圧倒的な才能を持つ幼馴染の颯太や、異能を操る令嬢・玲奈たちとの間にある残酷な才能の壁に、譲は理不尽な現実を突きつけられる 。

だが、彼は決して諦めなかった。

絶対的な力がないのなら、世界の理を読み解く頭脳で勝負する 。

気象の無常な変化、怪物の学習パターン、仲間の能力が織りなす相互作用 。

譲は戦場という複雑な事象をただ一人冷静に観測し、緻密な戦術で次々と不可能を可能にしていく 。

いつしか彼は、前線で戦うエリートたちを影から導く、討伐部隊に不可欠な「知の司令塔」へと成り上がっていく 。

しかし、過酷な任務の中、崩落事故で地下深くの奈落へと落ちた譲の運命は激変する 。

暗闇の底で出会ったのは、美しき怪物の姫・エヴァ 。

「なぜ、殺すの?」という彼女の悲痛な問いが、譲の信じていた正義を根底から覆す 。

怪物は地球が生み出した免疫系であり、人類こそが星のシステムを狂わせた略奪者だった 。

さらに防衛隊の上層部は、怪物の未来である「始祖の卵」を利用し、旧人類を強制的に淘汰する恐るべき『人類進化計画』を企てていたのだ 。

信じていた世界が崩壊し、かつての親友・颯太の刃が迫る中、譲はひとつの決断を下す 。

エヴァを守り、この狂った因果を全て断ち切るため、彼女と「血の契約」を結び、己の中に眠る圧倒的な破壊の力を覚醒させることを 。

これは、無能と蔑まれたひとりの少年が、人外の少女と共に隠された世界の真実を観測し、腐敗した人類の歴史に自らの手で「終止符(リセット)」を打つまでの、壮絶な反逆と再生の物語である 。
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