願いの行方
姉の回復を願ったあの日から、母から何かが抜け落ちた。
七夕の日、この街では誰もが神社を訪れ、願いを捧げる。
病に伏せる姉の回復を願い、母もまた神社へ参拝した。
しかし翌日から、母は人が変わったように穏やかになる。
姉を愛し、変わらず看病を続けながらも、病状が悪化していくことを少しも気に留めなくなったのだ。
その異様な変化に恐怖を覚えた主人公が見たものとは。
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