手繋ぎ蝶
離婚歴を持つ元銀行マンの村瀬は、実直だが、気持ちの優しさが気の弱さにもなっていて、男としての自分に自信を持てない男。勤務先のスーパーで悪質な客の父子から因縁をつけられ、退勤後、ささくれだった気持ちで街を歩いているところ、出来過ぎた美貌を持つ男が配るティッシュを受け取り、光沢紙にある「手繋ぎ式」なる催しに参加エントリーをする。その催しで、村瀬は、愛らしい美人だが、言葉の遣い方、あまりにも物事を知らないなど、不審な所がいくつもある菜実と出逢い、自分の年齢も忘れ、彼女を本気で愛してしまうが、後日、とあることから、菜実がグループホームに入居している知的障害者だと知る。そして、
その菜実は、知的障害者を食い物にするカルト宗教団体の勧誘員だと判明した時、小心な市井の人間に過ぎない村瀬の戦いが始まった‥
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