蓮のあるお堀には

公園のお堀には近づいてはいけない。

そう言われても、わたしの祖父母の家はお堀沿いに建っている。

だからわたしは日常的にお堀へと近づいてしまう。

お堀とそこに咲く蓮を見ながらわたしは、血のつながりのない祖母とひさしぶりに交流をしていくことになる。

彼女は、お掘と蓮の風景を介して私に祖父の戦争体験を少しずつ伝えようとする。
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