霧港の綴じ師は、嘘をほどく
**「人は嘘をつく。けれど、紙は嘘をつかない。」**
霧に包まれた港町で、古い本や傷んだ文書を修復して暮らす十八歳の少女、ナユ・ベルン。
彼女には、誰にも真似できない特技があった。
紙の繊維、インクの滲み、綴じ糸の結び目――。
わずかな痕跡から、そこに隠された真実を読み解くこと。
そんな彼女のもとに、ある日、銀髪の美青年レオニスが奇妙な依頼を持ち込む。
それは、死者が遺した一通の遺言書。
封蝋は破られていない。
誰も中身を改ざんできないはずだった。
しかし、ナユは気づいてしまう。
――この遺言書には、何かがおかしい。
小さな違和感から始まった調査は、やがて百年前の事件、消された記録、そして港町全体を覆う巨大な秘密へと繋がっていく。
七度鳴る鐘。
存在しないはずの十三番目の封印。
そして、祖父が遺した謎の言葉。
「糸を切るな。ほどけ。」
誰が嘘をついたのか。
誰が真実を隠したのか。
そして、百年もの間、守られてきた秘密とは――。
これは、剣でも魔法でもなく、紙と糸と鋭い観察眼で真実を解き明かす少女の物語。
少し不器用な少女と、彼女を支える銀髪の青年。
二人が紡ぐ、謎と秘密、そしてほのかな恋の物語が幕を開ける。
あなたは、この物語に隠された嘘を見抜けますか?
---
【作者より】
本作は全20話で構成された、第1巻「死者の遺言と十三番目の鐘」です。
**皆さまからの反響や人気があれば、第2巻の執筆も予定しています!**
「続きが読みたい!」「この謎が気になる!」など、感想をいただけると、とても励みになります。
面白いと思っていただけましたら、ぜひお気に入り登録や感想で応援していただけると嬉しいです!
皆さまの感想を楽しみにお待ちしております。
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