婚約破棄寸前の伯爵令嬢ですが幼なじみの溺愛演技が本気っぽくて戸惑っています
婚約者との一ヶ月ぶりのデートは数時間で終わった。体調不良で帰ったはずの彼を心配して追いかけた伯爵令嬢ソフィアが見たものは、見知らぬ美少女を抱き締める彼の姿。
「いつになったらソフィア様と別れてくださるの?」
「……僕がいなくなったらソフィアには何も残らないんだ。そんなの、さすがに可哀想じゃないか」
――憐れみで一緒にいてあげてる、ですって?
信じていた彼の裏切りに傷つきながらも、このまま黙って引き下がるものかと決意したソフィア。そこに協力を申し出てくれたのは、兄の親友であり幼なじみでもあるウィリアムだった。
そして始まった『ウィリアムがソフィアに迫り、勘違い浮気男を焦らせる』作戦。ところが彼の演技は101本の薔薇の花束に始まり毎日届く贈り物、二人きりのときまで続く甘い言葉と、どう考えても本気っぽすぎる。
「演技なら二人のときにする必要はないんじゃありませんか?」
「いざってときに俺が恥ずかしがったら意味ないだろ? 練習だよ」
これは演技。演技のはず。……本当に?
婚約破棄寸前の伯爵令嬢と、演技か本気か読めない幼なじみ。偽装から始まる恋の行方は?
全16話(本編14話+幕間・後日譚)です。本編完結済み、番外編追加しました。
※他サイトにも掲載しています。
「いつになったらソフィア様と別れてくださるの?」
「……僕がいなくなったらソフィアには何も残らないんだ。そんなの、さすがに可哀想じゃないか」
――憐れみで一緒にいてあげてる、ですって?
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