元最優の女冒険者が久し振りに街へ帰ったら、昔の知り合い達に死ぬ程愛された

 約五年程前、とてつもない大災害がある街を襲った。街の資金源であった付近のダンジョンから、大量の魔物が突如として押し寄せてきたのだ。
 それにより、数多の冒険者ギルドが……名のある冒険者が集結しているのにも関わらず、そのほとんどが壊滅してしまう。だが、それに対抗する事が出来る程の力を持った……ある女冒険者が居た。
 その女冒険者は、己の身を限界まで削り……なんとか魔物の軍勢を殲滅する事に成功する。しかし、この様な大災害がまたいつ起こるか分からない……女冒険者はその原因を探る為、一人ダンジョンの奥深くへと足を踏み入れた。




 ──そして現在。


「ふぅ……いやぁ〜やっと出れたねぇ〜!」

 五年前の大災害を乗り越え、活気溢れる街へと戻った……中央都市『エリアルム』

「スッゴイ時間掛かっちゃったけど……一応は戻って来れた! ギルドの皆、今どうしてるのかなぁ? ……ちょっとだけ顔出しに行ってみよーっと!」





「たっだいまぁ〜!!」

 その大きな声と共に、ギルド『リンドヴルム』の扉が開かれる。

「皆元気〜?」

 賑わっていた酒場が一瞬で静かになり、ギルド内の人間全てが扉の方へと顔を向ける。

「お、お前、まさか……シエルなのか?」 

「うん、そだよ〜?」

 銀髪の青年からの問いに、あっけらかんと答えるシエル。

「……ッて、てめェ……!」

「ん〜?」

 久し振りに街へ帰ったら……

「今までッ何処ほっつき歩いてやがったんだこのバカ女がァッ!」

「いっったぁ〜〜っ!」

 
 ……昔の知り合いに、死ぬ程愛された話?
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