【完結】それではご機嫌よう、さようなら♪

「最後まで可愛げの無い女だ。さっさと荷物を纏めて出ていけ!」

夫であったマウイに離縁を言い渡され、有無を言わさず離婚届にサインをさせられた。
屋敷の使用人達は絶句し、動けないでいる。

「おいビルダ!何を呆けているのだ。この届けを直ぐに役所に届けろ」

「旦那様、本当に宜しいのですか?」

「宜しいに決まっているだろう?ああそうだ。離婚届を出した序でに婚姻届を貰ってきてくれ。ライナが妊娠したから早急に籍を入れる予定だ。国王陛下に許可をしてくれる様に手紙も頼む」

私はビルダと共に部屋を出る。

その顔はきっと喜びで微笑んでいただろう。

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