異界に侵食された廃都市のガンスリンガー~父の足跡を追って、俺は魔境を往く~
十数年前、世界各地に突如として出現した、異界化領域。
その内部では現実の法則が歪み、街は魔境へと変貌し、異形の魔物たちが徘徊していた。
だが、その地には外では存在しない素材・材料・成分などが見つかる。
国はその一帯を『異界化領域』と呼び、免許制の探索者に素材の採取を委ねるのであった。
異界化した廃都市を探索する青年・雨宮蓮は、グロック19を手に妹とともに危険な領域へ足を踏み入れる。
彼の目的は、十数年以上前に異界で消息を絶った父の行方を追うこと。
兄妹の父は異界調査団に加わったまま帰らなかった。現在まで遺体さえ見つかっていない。
ハンドガン一丁と、半径十数メートルの空間を索敵する能力を頼りに、廃都市へ通い続けている。
目的は二つ。消えた父の痕跡を探すこと、そして、癒しの力を持つ高校生の妹の大学資金を稼ぐこと。
そんな彼には、一つ欠陥がある。危機や恐怖を、心地よいと感じてしまうのである。
ある日、盗賊に囲まれ、妹の首にナイフを突きつけられた彼の前に、一人の女狙撃手に助けられる。
彼女も調査団に加わって死亡した父親の仇を探すと同時に弟の大学資金も稼いでいた。
お互いに共通する境遇を思い彼女らと一時的なチームを組んだ主人公は異界の怪物や領域内の怪異と戦いながら、廃墟に残された父の痕跡を探していく。
これは、ハンドガン一丁を頼りに魔境を進む主人公と、その仲間達が異界の謎と失踪した父の真実に迫る物語である。
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