【短編小説】複雑な人間関係
実家がトマト農家なので僕は後継ぎ。米も作っているがそれは、自分達が食べる分だけの量しか作っていない。兄妹は3人いる。長男は僕で名前は|星田律夫《ほしたりつお》、26歳。独身。彼女はいない。次男は結婚していて|勝川英人《かつかわひでと》、24歳。何故、苗字が違うかと言うと婿に入ったからだ。勝川家は漁師の家だ。そこで、後継ぎをしている。勝川家に子どもは奥さんの|仁恵《ひとえ》さんしかいない。英人が婿に入る話をした時、父は激怒した。婿に入るなら親子の縁を切る! とまで言ったくらいだ。英人は父にそう言われても結局婿に入った。あれ以来、英人は実家に来ない。ゴールデンウィークも、お盆も、正月も来ない。母は寂しがっているようだ。父は英人を『親不孝者』と言っている。余程、英人が憎いのだろう。3番目は長女。独身。名は|星田保美《ほしたやすみ》と言い、22歳。職業はOLで彼氏はいるようだ。
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