生活魔法の勇者様
異世界から召喚された勇者の活躍により魔王が討伐されこの世界に平和が訪れた。三人で旅立った勇者の内、無事に戻ってこれたのはたった一人だけだった。
僕にいたっては魔王討伐の戦いに出発すら許されない「生活魔法」しか扱えないハズレ勇者。これは決して歴史の一ページに残ることもないハズレ勇者のただ生きるための物語。
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お荷物と言われた俺、気づいたらパーティ全員を最強にしていた件〜負けヒロインたちが俺のそばでだけ無双するんですが〜
あおしぃ# 作品紹介文
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「戦力として計算できない。お前の席はない」
三年間、Sランクパーティの荷物を運び続けた俺——セル・ヴァーンは、あっさり解雇された。
怒鳴らなかった。泣かなかった。
引き継ぎ書きだけ置いて、夜の王都に出た。
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その夜から、銀の牙は負け続けた。
翌週、惨敗。
翌月、連敗。
三ヶ月後、Sランクから転落。
解雇を告げたリーダー・ガードは、ようやく気づいた。
「あいつは何をしていたんだ」
今さら遅い。
俺は気づいていない。
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全員、どこかで一度折れた冒険者たちだ。
俺には、彼女たちの傷を癒す力なんてない。
ただ、補給食を切らさないようにしているだけだ。
「断る理由がないので」と言って、一緒に歩き始めた。
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「あいつがいたから勝てていたのか」と、気づいたときにはもう遅い。
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俺が此処に来て幾日が過ぎただろう。
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