ヴァルネラブル
異端の天才文学研究者として将来を嘱望されている男、由比誓。優れた容姿と存在感で周囲の人間を魅了し、不特定多数の同性と関係を結ぶ彼は、実は不能かつ不感症であり、更に他人に性的欲望や恋愛感情を抱かないアセクシャルだった。あるとき由比は、以前論文で酷評した小説、『溺死者の回顧録』の作者と非公式に対談することになるが、それを機に自らが作者の狂気に絡め取られつつあることを知る。誰も愛さない男とそんな男を愛した男たち、破滅の物語に織り込まれたそれぞれのテクストは、いったい何処に向かうのか。
※全70話。猟奇的な表現はありませんが、レイプ等暴力的な表現が含まれます。
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