貸本屋七本三八の譚めぐり ~熱を孕む花~
「記憶が戻ったら、リツはいなくなっちまうのかな」
越午の地に住まう椿井蒼樹郎(つばいそうじゅろう)に仕える使用人・夏目世助(なつめよすけ)はある日、怪我をして倒れていた謎の女性・リツを保護する。何者かに襲われていたらしい彼女は、名前以外の全ての記憶を失っていた。
これは、全てを忘れた女と、女に恋焦がれた青年が、譚を取り戻すまでの譚。
『譚』と『本』、人と縁をめぐる大昌活劇、第三弾。
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