落日の眩耀

『眩いばかりの落日が、枯れ葉を透かしながら山々に漆黒の訪れを告げている。この峠に、どのような経路で辿り着いたかなどはどうでも良いことだ。ただ遠い昔、子供の頃から脳裏に焼き付けられていたのであろう、初めて見る景色ではない』

夢の最後に私が見たものとは……

※基本一人称の物語ですが、一部(その日)三人称で描いています。

この物語は、現在連載中の長編ミステリー「新見啓一郎の事件簿~終天の朔~」の作中作となります。
「終天の朔」も合わせてお読み頂けたら幸いに存じます。
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