影裁の王国〜守護〜 裏切りの刃が切り裂くとき
すべての人が魔力を持つ世界――
フリューゲル王国。
王都ラオ・セラフィーで開かれる祝祭の裏で、騎士団に大規模テロの予告が届く。
対策を試みるも、内部情報が漏洩し、警備は筒抜け。
事態を重く見た国王は、騎士団とは別系統の国家直属組織
**王国監理機関裁定庁執行官――通称《影裁》**を動かした。
その一員であるシン・アキヅキは、この世界では異端の存在。
誰もが魔力を操る中、彼だけは魔力を一切持たない。
それでも彼は、かつて“神の抜刀隊”と呼ばれた師のもとで鍛え上げた刀一本で戦場に立つ。
仲間は三人。
冷静沈着なヒーラー・サラ、空を支配する魔術師ローレンス、獣のような身体能力を持つ剣士ミオ。
四人は祝祭の警護と調査に乗り出すが、
そこには軍事規格の魔力無効化魔道具、
そして騎士団内部に潜む「何か」の影があった。
祝祭に紛れて動き出す闇。
信じるべき正義と、疑うべき剣。
魔力なき剣士は、影で裁く。
これは、王国の闇を暴くために抜かれる刃の物語。
フリューゲル王国。
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