常闇の魔女は森の中
祖母の教えを胸に街を追われ森の中でひっそりと薬方店を営んでいたトーナ。
「あなたが噂の魔女殿か?」
そんな彼女のもとを銀髪碧眼の美形の騎士ハルが訪れた。彼がもたらした依頼はトーナの人生を大きく変えるものだった。
――この2人の出会いから、いま運命が大きく動き出す。
薬師として豊富な知識と優れた技術を持つトーナ。しかし、幼い時より黒い髪と赤い瞳を理由に『魔女』と蔑まれ迫害を受けていた。それでも、彼女は師でもある亡き祖母の教えを胸に医療の本質に向き合っていく。
一方、ハルは美しい容貌のせいで女性から一方的に好意を寄せられ被害を受け、それが原因で彼は女嫌いとなっていた。だが、トーナの薬師として強く真っ直ぐ生きる姿に惹かれ、虐げられていた彼女を救おうとするのだが……
※この作品は「小説になろう」「カクヨム」「ラノベストリート」にも投稿しております!
※第一回ラノベストリート大賞3次選考通過しました。
※第4回一二三書房WEB小説大賞一次選考通過しました。
そうか…………国自体がダメなのか……
そう言えば、そんな話も語られていたな……確かハルの頭の中だったか?
まあこれで、この街も終わったか。花が枯れ、副団長が去った騎士団はもう討伐に来る事もなく、自前の騎士が当てにもならない、と来ては、最早カウントダウン必至……
メリルさん、逃げ推奨。ハルに何処かへの推薦状かけないのかな?母子共々、この伯爵家にはもう義理も無いだろうし。
そうだ!母親は騎士団長の嫁にして、娘は何処かで登場していた騎士の嫁にしてしまえば!
あー、伯爵……やっぱ無能か!
この国に住むところはないと思え?
たかが田舎の伯爵に、どんだけの権力アンネン!痴れ者め!
単純に、国家騎士団?の御抱え薬師にするだけでも、伯爵ごときの手に届かんわっての。
暗殺者送る?国家反逆罪覚悟の上か?
過去にあった事件はトラウマだろうが、それに囚われてしまって今なお普通の人を罪人扱いする 街など、国政的に良くないと思うのだか?
私が王なら、外交的国家侮辱罪で街ごと奴隷落ちにして、新たな領主と市民を住まわせますね。
ハルの色惚けが酷すぎる。
騎士団にいるなら、トーナが『呪った』として捕まるのは、予想できた筈!『お前のせいで……は死んだ。責任取れ!』は、ある意味聞き慣れた状況でしょう?ましてや、伯爵の対応や街の実力者?達の有り様も間違ってると指摘され、顔を潰されているのです。屑確定の権力者が、どう動くかも知っていて当然の立場と役職なのですから、何お花畑しているのか……
まあ、助けたならば、後は<魔女>色を纏った何処かの国の王族の一行でも探して、隠密の親善訪問と視察でも組むことでしょう。
団長は第三王女辺りで身分を伏せ、交渉に立つのは子爵婦人の侍女位で、男性騎士も含めて、ほぼ<魔女>色の一団。伯爵、どうする?
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