婚約者は王女様に夢中(ただし王女様は私の友人)
「友人」も招いての食事会の約束に、婚約者は来なかった。「どうせお前の友人なんてつまらない下級貴族の娘だろ」「俺は王女様の専属騎士になるために必死なんだ」と言うけれど、私の友人はその王女様です。
あなたにおすすめの小説
さよなら、お門違い
「君は健康だからいいよね」結婚記念日、夫は病弱(自称)な幼馴染を優先し、私を捨て置いた。侯爵令嬢エルナは決意する。この国を支える魔導結界、財政管理、屋敷の全実務――すべてを投げ出し、私の価値を正しく評価する場所へ行くと。鍵を折った瞬間、崩壊は始まった。今さら愛している? お門違いも甚だしいですわ。
婚約破棄を受け入れた瞬間、王太子殿下が青ざめました
王都でもっとも華やかな春の夜会。その中央で、王太子エドワードは冷ややかな目を婚約者へ向けていた。
「リリアーナ・フォン・アルベルト公爵令嬢。君との婚約を、ここで破棄する」
会場が一瞬で静まり返る。
リリアーナは淡い金髪を揺らし、静かに王太子を見つめ返した。
「理由を、お聞きしてもよろしいでしょうか」
「理由など明白だ。君は嫉妬深く、心が狭い。それに比べ、私は真実の愛を見つけた」
そう言ってエドワードが隣へ引き寄せたのは、男爵令嬢のセシリアだった。
「姉だから」と大切なものを譲らされてきた私〜一度も話したことのない公爵令息に「よく遭遇するな」と声をかけられました〜
「姉なのだから、妹に譲りなさい」
伯爵令嬢セシリアは、幼い頃から何もかもを譲らされてきた。
大切にしていたドレス、ぬいぐるみ、仲の良かった侍女、友人。
セシリアが大切にするものを、妹は欲しがった。
「ごめんなさい、お姉様。ダミアン様との子供ができちゃったから、私にダミアン様をちょうだい?」
妹のヴィヴィアンは、婚約者までも欲しがった。
「そういうことだから、妹に譲りなさい」
母親は、いつもと変わらない口調で言った。
一ヶ月後の結婚式は、ヴィヴィアンの結婚式にすり替えられた。
式の準備で忙しくなるからと追い出され、セシリアは途方に暮れる。
「君には、よく遭遇するな」
声をかけたのは、公爵令息のアレクシスだった。
アレクシスは、社交界でも最も注目を集める人。セシリアには当然、話をした記憶もない。
それなのにアレクシスは、セシリアのことをやけに気にする素振りを見せて……。
婚約者はいつもと変わらない微笑みを浮かべながら、婚約解消を口にしました
「婚約を解消したい」
婚約者からの突然の申し出。
理由を尋ねると、私の妹と婚約したいとのこと。
上手くいくとは思えなかったけど、受け入れるしかなかった。
婚約者に心変わりされた私は、悪女が巣食う学園から姿を消す事にします──。
ある役目を終え、学園に戻ったシルビア。
すると友人から、自分が居ない間に婚約者のライオスが別の女に心変わりしたと教えられる。
その相手は元平民のナナリーで、可愛く可憐な彼女はライオスだけでなく友人の婚約者や他の男達をも虜にして居るらしい。
事情を知ったシルビアはライオスに会いに行くが、やがて婚約破棄を言い渡される。
しかしその後、ナナリーのある驚きの行動を目にして──?
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります)