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「教科書を破くだの、靴を隠すだの、机に蛙の死骸を入れるだの……殿下、正気でおっしゃっていますの? 五歳児の嫌がらせじゃあるまいし、私がそんな不効率かつ低レベルなことをするわけがありませんでしょう」
「わたくしがやったのはただ一つ――正々堂々、ルル様のご実家の会社を買収したことだけですわ」
「なにっ?」
「は????」
カール王子は目を見開いて驚いたが、それよりも唖然としたのはルル男爵令嬢だった。あまりのことに震えるのをやめ、真顔で戸惑っている。
「な……え? 買収? うちを?」
文字数 10,171
最終更新日 2026.08.30
登録日 2026.08.30
夜会で「腐った魚のような臭いがする」と婚約破棄され、嘲笑われたフローリアは家に帰って引きこもる。もう二度と外になんて出ない、自分は悪臭を振りまくモンスターなんだ……しかしある日、ある男が扉をぶち破ってきた。
文字数 12,586
最終更新日 2026.08.27
登録日 2026.08.27
十歳で殿下の婚約者に選ばれてから、男性の方と親しくする余裕などまるでなかったものですから。
はい。殿下の起床より先に毎日のスケジュール確認を行い、午後は殿下の政務の代理、夜になればサロンで遊ぶ殿下を連れ戻しに行かねばなりませんでしたから……正真正銘、男性と親しくする時間など微塵もございませんでしたし、そんな時間があるなら休んでいたかったのです。「私という立派な婚約者がありながら」などと言われましても……。
文字数 10,693
最終更新日 2026.08.27
登録日 2026.08.26
最初の死因は「病死」だった。スキル鑑定員にはきっと遠い将来、老衰くらいの死に方だろうと言われたけれど、不安でアイナは健康求めて驀進した。そして美しく健康になってしまったがゆえに、アイナの死因は物騒になり、愛する人とも結婚できず!?
文字数 11,571
最終更新日 2026.08.25
登録日 2026.08.25
「婚約を破棄してほしい。……僕は、君ではなく、妹のルチア嬢を愛してしまったんだ」
「「まあ」」
双子の二人は全く同じ声、同じ表情で言う。
「いったい、私たちのどこが違うのですか? 教えてください」
文字数 10,023
最終更新日 2026.08.24
登録日 2026.08.24
初夜の場で「君を愛することはない」と告げたヴィンセントは死に、挙式の朝に戻っていた。何度も何度も、繰り返し。生を勝ち取るためにヴィンセントは理不尽な呪いに立ち向かう。
(老後死エンドです)
文字数 17,753
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.08.15
「私は明日より隣国へと赴任する。君のような地味で退屈な女にかまっている暇はないから、大人しく待っているように」婚約者にそう言われて、大人しく暇つぶしをして待っていたら、なんだか……年下ハイスペイケメンに侍られるし大金は降って湧いてくるしで……。
文字数 10,539
最終更新日 2026.08.12
登録日 2026.08.12
「遅くなる時は使い魔を飛ばしてって、あれだけ言ったのに!」妻の苦情に夫は「なんで俺が、おまえの都合に合わせなきゃならねぇんだ」と答えた。
だから妻(妖精)も、夫の都合に合わせるのをやめた。騎士団の部隊長を勤める夫は妻の加護を失って、信用も立場も失っていく。
文字数 10,144
最終更新日 2026.08.11
登録日 2026.08.11
「友人」も招いての食事会の約束に、婚約者は来なかった。「どうせお前の友人なんてつまらない下級貴族の娘だろ」「俺は王女様の専属騎士になるために必死なんだ」と言うけれど、私の友人はその王女様です。
文字数 12,270
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.08.09
「こんなに貴方を愛しているのに!」
公爵令嬢エレノアが叫んだ瞬間、転生前28歳社畜の記憶が蘇った。
「えっ、ちょっと待って。私、なんでこんな男のために膝ついて泣いてんの? 膝、冷たいんだけど。ドレス汚れるんだけど」
自分の言動を思い出すたび、痛い、痛すぎる。キツイ。無理無理無理。黒歴史すぎて吐き気がしてきた。
文字数 11,983
最終更新日 2026.08.06
登録日 2026.08.06
「アリシア・ローゼンベルク! 貴様のように二桁の足し算すら理解できぬ無能など、我が王国の妃にふさわしくない!」
まあそれはそうかもしれない。けれど計算ができなくても、アリシアには人の気持ちを読む能力がある。港湾都市ラグナールの役所に勤めることになり、数字に強いベテラン職員とともに、存分にその力を発揮していく。
文字数 10,098
最終更新日 2026.08.05
登録日 2026.08.05
彼には人の記憶を盗み取る能力がある。いらない記憶を引き取ったり、欲しい人に売ったりして、そこそこに儲かっているのだった。
そんな彼の仕事をショートショート風にご紹介。
文字数 31,288
最終更新日 2026.08.03
登録日 2026.07.28
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