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逃げれるとか思うなよ

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昼休みをのんびりと過ごし、午後の授業は何もなく過ぎていった。
そして帰りのホームルームになる。
そうそう、呼び出しをすっぽかしたから、当然のごとく原田さんと桜井さんからは激おこおこのLINEが来ていたよ。
内容は「なに普通に約束破ってくれちゃってんの?覚悟はいいんだろうな?」や「今日は家に返さないくらいヤルから、、」的な感じだった。
これは…捕まったら昨日とは比にならないほど搾り取られること間違いなしだね ❤️

このまま放課後になった瞬間にクラスメートや原田さん達にドナドナされる気がしてならない…
流石に2日連続で搾り取られるのはきついからね…今日はやめておこう。焦らしプレイもまた一興だろう。
考えた結果一番いい方法を思いついていたのでホームルームが終わると同時に実行した。

「先生、今日送迎お願いしてもいいですか?」

上目遣いで先生に尋ねる。うん、我ながら気持ち悪すぎて、吐き気が…
しかし、効果は絶大な様で先生は、鼻息を荒くして
「い、いいですよ!!でも校長先生よりもこんな私でいいんですか?」

「先生がいいんです!こんな理由じゃだめですか?…」

おええええええー、しょうがない。これはしょうがないんだ…
本音?本音は先生がチョロそうだからだけどね(てへ)


「早乙女きゅんの送迎のために今日の吹奏楽部の活動はお休みにします」

先生は部員にそう言って伝える。
僕の家まで往復で30分ちょいなのに休みにしちゃダメでしょ…
そして、早乙女きゅんにはもうツッコまないと決めた。

「で、では早乙女きゅん、私についてきてください!」
「お願いします」

そう言って僕は先生の手を自然にとって指を絡ませてギュッと握った

「ふひっ!いけないわ、私たちは教師と生徒の関係で…」

にへらっとにやける先生…
なら、外せばいいのに、ガシッと握って離さないのは先生の方じゃないですか。やだもー

クラスメートたちからは
「しまった!」
「あれじゃ手出しできない」
「先生うらやま…」
「先生騙されてる…」
「早乙女くんの浄化計画がぁぁ…」
などと嘆きの声が…
ごめんよ。また月曜日から遊ぼうね…

ちなみに内藤も悔しがってる。オメーは一生ないから安心しろ!
そして、ござる語尾の近藤正美は今日の昼のことを思い出して今頃トイレでハッスルしているっぽい。

「「あっ!!」」

先生の車に向かう途中、僕を迎えにこようと来ていた原田さん達と遭遇した。
原田さん達は先生が手を繋いでるのを見て固まっていた。
そんな2人に僕は帰りの挨拶をしてあげた。

「あ!原田さん、桜井さんさようなら」

僕は先生に見えないように2人に向かってニヤニヤした表情でピースを加えて…

「「さ、さようなら…」」

ぷくくくっ!あれは効いてる‼︎効いてるよ‼︎
2人ともまた今度遊ぼうね!

先生は、「二人と早乙女きゅんが知り合い…?そんなはずは…」と呟いていた。
そのまま先生と手を繋いで駐車場に着き、車に乗る。
車の中は意外と普通に綺麗だった。エロ本とかあったりしてっと思っていたが拍子抜けだ。キッチリしてそうだし抜かりはないみたいだね(隼人は、先生の本性に気付いていない)

それからは、特にこれといったイベントはなく、家の前まで送ってもらえた。
ただ車のエンジンをかけた時にかかったBGMから、いきなり『クンニしろおらぁぁぁぁぁぁぁ!』といった変わった曲が流れたのには驚いたが…
かかった曲について聞こうと思ったけど怖くて聞けなかった。
だって先生が今聞いた事に触れるなよといった威圧をしてきたんだもの…

あと挙げるとしたら、学校から僕の家までナビも使わずに最短距離で着いた事かな。

「またね、、隼人きゅん、、、ぐすん」

「先生、僕のわがままを聞いていただいてありがとうございました。また送ってくださいね(ニコッ)」

僕は悩殺笑顔をしながら(もう慣れた)言った。
それを見た先生は顔真っ赤にしながら学校へ帰っていった。
さてと、昨日の疲れがまだ残ってるみたいだから今日はゆっくり休もう…

「むぐっ…?!」

ドアの鍵を開けようとしたところ急に僕の口が誰かに塞がれた…
恐る恐る後ろを振り替えるとそこには青髪ショートロリ巨乳こと学級委員長の深見 瑠璃さんがいた。しかし、その目には生気が宿っておらず、世にいうレイプ目だった。

「叫ぼうとしたりしたらどうなるかわかっていますよね?」

「ん”!?」

委員長はそう言うと僕の息子をむんずと掴んできた。痛みはなく、絶妙な力加減だ。
む、息子を人質(?)に取られたからと言って僕は屈しないぞ(迫真)

「あはは!触っちゃった♪早乙女くんのおちんちん、触っちゃったよ~!」

こわっ!怖いよ委員長!君は一体どうしたんだい。誰が君をそんなふうにしちゃったんだ…許せない!

「ここは人目につきますし、早く早乙女さんの家に入りましょう」

「幸いにも早乙女さんの家にはご家族の方誰も帰っていらっしゃらないようですから」

この声は!?委員長とは違う声が聞こえたのでそちらの方に顔を向けると金髪ブロンドの有坂 ミリシアさんがいた。
側には二人のメイドがいる。小柄で無表情のメイドさんと身長が180センチくらいありそうで片目に眼帯をつけている軍人の様なメイドさんだ。
※小柄な方がアイシャ、眼帯の方がリーシャです。

「お嬢様のおっしゃる通り、家からは人の気配がしません。直ちに本拠地を制圧すべきです!」

ビシッと言い放つ眼帯メイドさん。銀髪のロング。(アカメが斬る!のエスデスみたいな感じですググってどうぞ)
眼帯をしてない左目から覗く碧い綺麗な目は鋭い目つきをしている。
そして、確実にドSだろう。胸は、普通…かな?サラシとか着痩せという線もあるしまだ断定はしないとこうか。
なんか冷たい笑みを浮かべて拷問する姿が目に浮かぶな…
僕はMだけど痛いのは嫌だからね。

「そうねリーシャ。では早乙女さん、家の鍵を勝手に拝借致しますわ」

眼帯メイドさんはリーシャさんって言うのか。覚えておこう。

「ん…!ん…!」

僕は委員長に口を塞がれて喋れないからとりあえずブンブンと首を振っておく。

「あなたまだ抵抗する気なの?」

委員長は半眼で僕を見ながら息子を掴む力を強め始める。

やめて委員長!ここで勃起は…
和姦になっちゃう!

「…お嬢様、鍵を見つけました。恐らくこの鍵が家の鍵かと思います」

いつの間に僕の鞄を漁ったのか無表情メイドさんが家の鍵を取り出していた。
銀髪ロングで碧い目に鋭い目つきそれに長身…
眼帯をつけてないこと身長以外リーシャさんと瓜二つじゃん。双子かな?

胸は大きくもなく小さくもない普通。美乳な感じがする…確認しなきゃ(使命感)
あとは人形のように表情を変えないのが特徴かな?
無表情にジーッと見つめられたらナニか目覚めそうだよね。

「ありがとうアイシャ。では瑠璃さん!早乙女さんの部屋にレッツゴーですわ!」

ふむふむ、無表情さんはアイシャさんって言うのか。

「ふふふ…私がこの日をどれだけ待ったか…」

「ほら早乙女くん、自分で歩けるわよね?行きましょう❤️」

はは、深見さんは可愛いなー(現実逃避)
ここ僕の家だし逃げ場ないなぁ…
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