【完結】婚約者に隠し子がいたようなのでお別れしたいのにお別れ出来ません
ある日、男性の腕の中でスヤスヤと眠る可愛い可愛い赤子の姿を伯爵令嬢である、ルーシェは見た。
その赤子は、男性と同じ白銀の髪の毛をちろちろと風に靡かせ、穏やかな顔で眠っている。
何処か顔立ちもその男性と赤子は似ていて、一目見て血の繋がりがある事を感じられる程だ。
傍から見れば、なんて心温まる光景なのだろうか。
そう、傍から見ている分には。
その赤子を大事そうに腕に抱く男性は、ルーシェ・ハビリオンの婚約者、キアト・フェルマン。
伯爵家の次男で、二人はまだ婚約者同士である。
ルーシェとキアトは清く正しい交際を続けている。
勿論、ルーシェがキアトの子を産んだ事実は一切無い。二人は本当に清く正しく、エスコート以外で手すら繋いだ事がないのだから。
一体全体、何がどうなってキアトが赤子をその腕に抱いているのか。
婚約者が居ながら、他の女性との間に子供を作るなんて何て人なのか。
ルーシェは、自分の体が怒りでプルプルと震えている事に気付いたのだった。
**********
誤字・脱字のご報告ありがとうございます!
その赤子は、男性と同じ白銀の髪の毛をちろちろと風に靡かせ、穏やかな顔で眠っている。
何処か顔立ちもその男性と赤子は似ていて、一目見て血の繋がりがある事を感じられる程だ。
傍から見れば、なんて心温まる光景なのだろうか。
そう、傍から見ている分には。
その赤子を大事そうに腕に抱く男性は、ルーシェ・ハビリオンの婚約者、キアト・フェルマン。
伯爵家の次男で、二人はまだ婚約者同士である。
ルーシェとキアトは清く正しい交際を続けている。
勿論、ルーシェがキアトの子を産んだ事実は一切無い。二人は本当に清く正しく、エスコート以外で手すら繋いだ事がないのだから。
一体全体、何がどうなってキアトが赤子をその腕に抱いているのか。
婚約者が居ながら、他の女性との間に子供を作るなんて何て人なのか。
ルーシェは、自分の体が怒りでプルプルと震えている事に気付いたのだった。
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※7月20日現在、体調の影響により(お返事をさせていただく余裕がないため)一時的に感想欄を閉じております。