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第167話
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【ファルナ視点・ダンジョン修行7日目】
体の調子が戻ると、9階の魔物と闘う。
9階は1階から8階までに出てきた魔物が高レベルになって襲い掛かって来る。
魔物に応じて臨機応変に立ち回る必要がある。
ハヤトとパーティーを組んではいても、エリス、シルビア3人一緒に協力して戦う。
ハヤトが入ってくればハヤトがすぐに魔物を倒してしまう。
エリスが遠距離攻撃をして来る魔物を優先して銃で倒す。
わたくしは右腕に大楯を構えて魔物の攻撃を受け止めつつ攻撃する。
シルビアは少し後ろですばしっこく走り回って大きめの両手剣を振り回すように戦う。
レベルが上がり、3人パーティーで何度も戦った。
効率を上げるように戦いを工夫していった。
セーフゾーンで体を流すと、サミスとハヤトが大人の水浴びをしていた。
わたくしは呼吸を整えて体を拭いて川から離れた。
夜になり、皆で食事を囲むと、ハヤトが口を開いた。
「ファルナ・エリス・シルビア、明日は3人で10階のアースドラゴンとスピードドラゴンに挑んでくれないか?」
「分かりましたわ」
初めての魔物、緊張する。
「ファルナ、緊張しなくていいんだ。今日はゆっくり休もう」
「そうですわね」
その日、わたくしは休まなくてはいけないのに、ヒメとアオイの声で中々寝付けなかった。
【ダンジョン修行8日目】
9階に行くと、早速アースドラゴンが出てきた。
体長5メートルほどで、岩の鎧を着たようながっちりした体で地を走る4つ足の竜。
さらにその周りを小さめのスピードドラゴンが8体護衛するように飛んでいた。
常にアースドラゴンとスピードドラゴンはセットで出てくる。
「わたくしがアースドラゴンを引き付けますわ!その隙にスピードドラゴンを2人で倒すのですわ!」
アースドラゴンの前に出て大楯を構える。
アースドラゴンがわたくしにタックルして、バックステップで勢いを殺した。
その隙にエリスが銃で、シルビアはジャンプして回転するようにスピードドラゴンを攻撃していく。
ギャオオオオオオオオオオ!!
アースドラゴンは土魔法でわたくしに岩を飛ばし、盾で防いでも後ろに飛ばされていく。
そして岩をエリスに飛ばす。
わたくしは走ってアースドラゴンの顔に剣を突き立て、急いでターゲットを取る。
その隙にスピードドラゴンが全滅した。
後は力押しだったのと、出来るだけ使わないように言われていたソウルスキルも使った。
「ソウルスキル・エンジェルサークル!」
わたくしの周りに球状のフィールドが発生し、3人がその中に入って攻撃してアースドラゴンを倒した。
「皆、お疲れ様」
ヒメがシルビアをヒールで回復する。
「はあ、はあ、ソウルスキルを、使ってしまいましたわ」
「いや、良いと思うぞ。次は俺が倒す」
「一人で、ですの?」
「そうだな。レベルが上がれば楽に倒せるようになる。それをイメージして欲しいんだ」
「あ!あそこにいますよ!」
「丁度いい」
ハヤトは2体のアースドラゴンと20体のスピードドラゴンの群れに飛び込んでいった。
ハヤトに近づいたスピードドラゴンは刀の連撃を受けてすべて倒された。
スピードドラゴンが上に上昇しようとすると、アースドラゴンに乗ってジャンプして倒していく。
もう、15体のスピードドラゴンが倒された!
5体のスピードドラゴンが上に上昇すると今度はアースドラゴンを刀の連撃で追い詰めていく。
もう1体のアースドラゴンが岩を飛ばして攻撃するが、ハヤトは避けながら攻撃を続け、アースドラゴンが1体倒される。
スピードドラゴンが5体急降下すると、刀の範囲に入った瞬間に倒されていた。
後は残ったアースドラゴンを刀の連撃で倒し、魔物は全滅する。
スピード特化のスピードドラゴンも、タンクタイプで遠距離攻撃まで使いこなすアースドラゴンもハヤトの前ではあっという間に倒された。
更にハヤトは攻撃を受けていない。
ダンジョンに入ってからダメージを受けていないのだ。
「ハヤトはレベルが上がれば簡単に倒せるような言い方でしたわ。ですがそうは思えませんわね」
「ハヤトさんの言う事は真に受けない方がいいですよ!」
「ハヤト君はたまにずれてるんだよ」
「ですわよね!安心しましたわ」
体の調子が戻ると、9階の魔物と闘う。
9階は1階から8階までに出てきた魔物が高レベルになって襲い掛かって来る。
魔物に応じて臨機応変に立ち回る必要がある。
ハヤトとパーティーを組んではいても、エリス、シルビア3人一緒に協力して戦う。
ハヤトが入ってくればハヤトがすぐに魔物を倒してしまう。
エリスが遠距離攻撃をして来る魔物を優先して銃で倒す。
わたくしは右腕に大楯を構えて魔物の攻撃を受け止めつつ攻撃する。
シルビアは少し後ろですばしっこく走り回って大きめの両手剣を振り回すように戦う。
レベルが上がり、3人パーティーで何度も戦った。
効率を上げるように戦いを工夫していった。
セーフゾーンで体を流すと、サミスとハヤトが大人の水浴びをしていた。
わたくしは呼吸を整えて体を拭いて川から離れた。
夜になり、皆で食事を囲むと、ハヤトが口を開いた。
「ファルナ・エリス・シルビア、明日は3人で10階のアースドラゴンとスピードドラゴンに挑んでくれないか?」
「分かりましたわ」
初めての魔物、緊張する。
「ファルナ、緊張しなくていいんだ。今日はゆっくり休もう」
「そうですわね」
その日、わたくしは休まなくてはいけないのに、ヒメとアオイの声で中々寝付けなかった。
【ダンジョン修行8日目】
9階に行くと、早速アースドラゴンが出てきた。
体長5メートルほどで、岩の鎧を着たようながっちりした体で地を走る4つ足の竜。
さらにその周りを小さめのスピードドラゴンが8体護衛するように飛んでいた。
常にアースドラゴンとスピードドラゴンはセットで出てくる。
「わたくしがアースドラゴンを引き付けますわ!その隙にスピードドラゴンを2人で倒すのですわ!」
アースドラゴンの前に出て大楯を構える。
アースドラゴンがわたくしにタックルして、バックステップで勢いを殺した。
その隙にエリスが銃で、シルビアはジャンプして回転するようにスピードドラゴンを攻撃していく。
ギャオオオオオオオオオオ!!
アースドラゴンは土魔法でわたくしに岩を飛ばし、盾で防いでも後ろに飛ばされていく。
そして岩をエリスに飛ばす。
わたくしは走ってアースドラゴンの顔に剣を突き立て、急いでターゲットを取る。
その隙にスピードドラゴンが全滅した。
後は力押しだったのと、出来るだけ使わないように言われていたソウルスキルも使った。
「ソウルスキル・エンジェルサークル!」
わたくしの周りに球状のフィールドが発生し、3人がその中に入って攻撃してアースドラゴンを倒した。
「皆、お疲れ様」
ヒメがシルビアをヒールで回復する。
「はあ、はあ、ソウルスキルを、使ってしまいましたわ」
「いや、良いと思うぞ。次は俺が倒す」
「一人で、ですの?」
「そうだな。レベルが上がれば楽に倒せるようになる。それをイメージして欲しいんだ」
「あ!あそこにいますよ!」
「丁度いい」
ハヤトは2体のアースドラゴンと20体のスピードドラゴンの群れに飛び込んでいった。
ハヤトに近づいたスピードドラゴンは刀の連撃を受けてすべて倒された。
スピードドラゴンが上に上昇しようとすると、アースドラゴンに乗ってジャンプして倒していく。
もう、15体のスピードドラゴンが倒された!
5体のスピードドラゴンが上に上昇すると今度はアースドラゴンを刀の連撃で追い詰めていく。
もう1体のアースドラゴンが岩を飛ばして攻撃するが、ハヤトは避けながら攻撃を続け、アースドラゴンが1体倒される。
スピードドラゴンが5体急降下すると、刀の範囲に入った瞬間に倒されていた。
後は残ったアースドラゴンを刀の連撃で倒し、魔物は全滅する。
スピード特化のスピードドラゴンも、タンクタイプで遠距離攻撃まで使いこなすアースドラゴンもハヤトの前ではあっという間に倒された。
更にハヤトは攻撃を受けていない。
ダンジョンに入ってからダメージを受けていないのだ。
「ハヤトはレベルが上がれば簡単に倒せるような言い方でしたわ。ですがそうは思えませんわね」
「ハヤトさんの言う事は真に受けない方がいいですよ!」
「ハヤト君はたまにずれてるんだよ」
「ですわよね!安心しましたわ」
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