クガイの剣 とある剣豪の異境活劇
俺の名はクガイ。
生まれ故郷で腕を頼りに東に人さらいが出たと聞けばぶちのめし、西に人食い妖怪が出たと聞けばぶった切り、そうして生きていたら何の因果かいつの間にやら見知らぬ土地に無一文で放り出されていた。
俺が放り出されたのは浸食都市"楽都"。
何十年も前に魔界と融合して浸食されたという、とんでもない街だ。道行く人の中に妖怪や魔族が紛れ、刃傷沙汰はおろか仙術、魔術の入り乱れる大抗争が日常茶飯事。
人間と妖怪と神とが争い、共存し、欲望を滾らせる浸食都市”楽都”。
何が起きてもおかしくない街。誰をも受け入れる街。この街ほど命の軽い場所はない。この街ほど命の足掻く場所はない。
それでも住めば都。毎日、自分と世界の正気を疑うようなこの街にも慣れてきたころ、俺は悪党どもに追いかけられていた女の子を助け――この街でも滅多にお目に掛かれない厄介ごとに自ら飛び込むのだった。
※小説家になろうでも投稿しています
生まれ故郷で腕を頼りに東に人さらいが出たと聞けばぶちのめし、西に人食い妖怪が出たと聞けばぶった切り、そうして生きていたら何の因果かいつの間にやら見知らぬ土地に無一文で放り出されていた。
俺が放り出されたのは浸食都市"楽都"。
何十年も前に魔界と融合して浸食されたという、とんでもない街だ。道行く人の中に妖怪や魔族が紛れ、刃傷沙汰はおろか仙術、魔術の入り乱れる大抗争が日常茶飯事。
人間と妖怪と神とが争い、共存し、欲望を滾らせる浸食都市”楽都”。
何が起きてもおかしくない街。誰をも受け入れる街。この街ほど命の軽い場所はない。この街ほど命の足掻く場所はない。
それでも住めば都。毎日、自分と世界の正気を疑うようなこの街にも慣れてきたころ、俺は悪党どもに追いかけられていた女の子を助け――この街でも滅多にお目に掛かれない厄介ごとに自ら飛び込むのだった。
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めちゃくちゃ面白かったです。混沌とした世界観の中に確かにあるキャラクター達の生き様や熱量が匂い立つような作品でした。特にヨウゼツの煙管を叩く音を開戦のゴングに見立てる描写や、禍羅漢の最期などは胸が高鳴りましたね!先生の次なる作品も楽しみです!
ただ、文中に一箇所「霊格」ってワードが存在していたり、ルリエンが「鏡型の通信機」を使っていることから、この楽都は惑星アーカディアンのどこかの大陸に存在しているのかな〜と竜生から先生の作品に入った身としては邪推せずにはいられませんでした(笑)。もしそうならルリエンはさしずめヤーハームから魔王の座の簒奪を企むザンダルザの手先といったところでしょうか?
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