その日の空は蒼かった
婚約者が大好きだった。 彼しか見えなかった。 ……だから、あの人の間に割り込んで来る人は、誰であろうと排除した。 でも、彼は私の事を好きではなかった。 私がした事は…… 私に帰って来た。 それも一度に、容赦も寛容も無く。 あの人の為だけに生きた私は、あの人に顧みられることも無く…… 濁った瞳が晴れ上がった空を映し出していた…… 私は私を追い詰め、落ちる所まで落ちた。 深い穴のような最低の場所から見上げる空は……蒼く、高く、澄み渡っていた。
なんて、馬鹿らしい。
自身の矮小さを思う存分見せつけられ…… あの人への執着が霧散した。
視界が黒く閉ざされ、耳に届く罵声が遠くになり、全てが終わりを告げた時…… 轟音と浮遊感が私を捕まえた。 これで、おしまい。 なにもかもが、無駄に終わったと、そう思った時…… 突然、視界が戻った。
懐かしくも、哀しみに満ちた場所への帰還。 そう、始まりの場所に……
もう一度、やり直せと言う事なの? 苦しみは永遠に続くの? 小さな手が虚空を掴む。 時間が巻き戻されたような感覚が襲う。 でも、あの蒼い空を見上げるまでの記憶は残っている。 そう、残っているのよ。 混乱した私は決心したの。
二度と恋なんてしないって
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懐かしくも、哀しみに満ちた場所への帰還。 そう、始まりの場所に……
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二度と恋なんてしないって
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ニトルベイン一派は、大公以外現状把握が出来て無いんでないかな。
ウーノル王太子は、自分の父母に見切りを付けてるのに、自分たちは大丈夫って思えるのはスゲェよ、宰相と公爵。
ここが、踏ん張り処と思ったから大公は奮起したのに、下手すると降爵、最悪御取り潰しになるかもしれないのに無邪気に大丈夫って思ってるんだもの。
yamakakashi893様
コメントありがとうございます。 そして、コメント返し遅くなって申し訳御座いませんでした。
コメント有難く、嬉しく、感謝申し上げます!
ニトルベイン大公家として、国務を司り、後ろ暗い陰謀も画策するお家。 彼の家の者達は、皆そんな思考に慣れきっておりますので、ナチュラルにああいう言葉を吐きます。
それじゃ、いけないと、大公閣下は方向転換中。
公爵閣下も、現在修行中ですね。
宰相閣下は、大公閣下にモノ申せる立場の人ですから、色々と思う所もあります。 そして、政務では、現国王陛下の右腕として、王国の行政に携わっておりますからね。
ニトルベイン大公閣下の踏ん張りどころでしょう。 誰を担ぐべきか…… 火を見るよりも明らかですから。
返信遅れました事、陳謝致します。 本当にごめんなさい。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
そろそろタグの見直し時期が来ているような。
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かろうじてギクシャクした国王夫婦位・・・?
リーナ、結婚を意識したくなる夫婦に出会えるんでしょうか?
Kunya 様
コメント…… いや、そうですね…… ご指摘ですね。 タグ見直しの時期でしょうか? 真面目に考えております。 追加でも構いませんでしょうか?
ほ、ほら…… 他人の恋愛とか…… 大好きな人が生涯の伴侶を見つけたとか……
う~~~ん、悩みます。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
龍槍様の作品は、「なろう」のも、「アルファポリス」のも、楽しく読ませていただいています。ありがとうございます。
多くの作品に共通しているのは、主人公が半端なくチートで、真面目なことです。他を圧倒する能力を持ちながらも、利害の対立する人々からないがしろにされ、それでも、世の中のために動いてしまう。その過程で、周りの善意の人々を誑し込んでいくのです。この作品のエスカリーナもそうです。次々と難しい問題に直面しながら、真摯に取り組むことで、味方を増やしていきます。
わくわくしながら読んでいます。
多分、問題の森を再生させることに成功するのでしょうが、そこで命を失うのではなく、最後に、エスカリーナも幸せになるよう祈っています。
椿 雅香 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。 あちらの方も読んでくださっているとは、感謝の極み! 本当にありがとうございます。
中の人の描く物語の女性は、なぜか、リーナさんの様な方が多いのです。 半面、男性キャラの主人公がめっさ少ないのが、難点です。 楽しんで頂ければ幸いです。
リーナさんの心情の変化を細かく追っていく本作。 逃避から、精霊誓約をへて、自身を愛してくれている者達へ目が向かい、そして、自分も人を恋しく思ってもいいのだと。 充実した生を全うしてもいいのだと気が付く、そんな物語。
幸せの切符は、自身の中に有ると、そう認識してくれるように綴っていきたいと思います。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
脳筋おじさんに、解りやすく丁寧にリーナの事を教えてくれる友がいてほっこりしました!
ティカが不在中、やらかしているリーナさん。
後日、ティカに「リーナ~?」とジト目で言われ、「私のせいじゃないもん!向こうから来るから仕方なかったんだもん!」と涙目で訴える仲良し姉妹の攻防が見たいな~(*>∇<)ノ
まいん 様
コメントありがとうございます。 とても、嬉しいです。 感謝です。
おじさんは、とても真っ直ぐな人です。 そして、第四軍を護る立場の軍人として、今まで邁進してきた人なんですよ。 だから、他の事にあまり関心が無く、自分でも ” 疎い ” を自覚されておりますね。 学友が、有能さんだから、彼の性格も熟知して、噛み砕くように薬師リーナの「価値」を説いたわけです。
ティカ様、絶対言いそうです。 そして、リーナさんも絶対そう受け答えしそうですね♪
その時の事を綴る事を、中の人も楽しみにしております。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
リーナが頑張ってますね~。人を惹き付ける強い強い意志と矜持。大公閣下達も、リーナの考えや思い等を、なかなか掴み切れないようですね。でも、大公様達のこれから起こす行動がリーナにとって、良い方に動いてくれればなぁ..
...って思います。
それからやっぱり気になるのがティカ様。
やっぱり、おばば様の弟子になっちゃうんでしょうか?
なんとなく、弟子として、おばば様から膨大な知識と知恵と魔術を受け継ぎそうな感じします。リーナは、『唯一の弟子』じゃ無くなってしまうのかな。
おばば様とティカ様の、これからの事も気になるし、おばば様が前王妃様の本当の死の真相と、エスカリーナの魂が魔方陣に魅いられる件とかで、遠く離れた状態でどんな思いで居るのかとかも気になります。
他にも、いっぱい気になる事が沢山。
リベロット伯も、その中の1つですけど、果たしてリーナ=エスカリーナにたどり着くのかな?たどり着いたら着いたで、情報収集力がちょっと怖いかも。((( ;゚Д゚)))
菜花 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。 感謝です!
リーナさんの強い意志が、磁石にくっつく砂鉄の様に人を引き付けていきます。 注目されてしまいがちな、異常ともいえる、「薬師」の能力。 そして、彼女の前世の記憶の中にある王妃教育。 外見はわずかに十三歳ですが、記憶の中の彼女は、すでに三十年以上生きているのです。
彼女の異常さの元になる積み重ねた日々の努力は、けっして彼女を裏切らないでしょうね。
ティカ様は、おばば様の弟子になりに行ったわけでは無いのですよ。 彼女の目的は、「異界の魔物」を召喚する為の大召喚魔法の解析の為。 この世界の魔法理論では解析できない為、魔方陣に関しては最高の頭脳と思しき、おばば様に協力を願いに行ったのです。
まぁ、きっと、他にも色々と教えと薫陶を受けると思われますけどもね。 (小賢女の称号が、確定する原因にもなりますもの)
これから、沢山の人が、北の荒野の現状をどうにかしようと、もがきます。
その中で、生まれる、心の交流もあります。
どうぞ、楽しんで下さい。 宜しくお願い申し上げます。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
今回の人事は珠玉を手離すと同義の、彼女の真価を理解できてる人々にとっては痛みを伴う決定です。 その決定を「貴族」である事にしか誇りを持てない、薬師の職に就いてる資格も無い者は気付いた時、薬師院の居場所を完全に喪うか、有っても発言権喪失は確実、伯爵方には良い機会ですし掃除に尽力して貰いましょう!
リーナは挨拶できない事を残念がってますけど、あのままアンネテーナ様の近くに居た場合、両親から確りと受け継いでる彼女に気付かれてた可能性も否定できません。 ボロが出ない内に退散した方が良いに決まってますがな😓
まぁそう言う問題では無いんですけど、リーナは彼女にとっては実の姉妹同然の人、失踪した上に傍でのほほんと生きてると知れば…………。 “あの”両親も戸惑う程の怒りを彼女にぶつけてた筈ですので、そう言う意味では退散した方が良いと思うのですよ(怖いですし((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル)
学園の御二方は残念ですが、行く価値は殆ど無い場所でしたし問題は無いです。 寧ろ時間の無駄です(キッパリ)
機会が出来次第、手紙で謝罪と一緒に挨拶すれば良いかと
キリン様
コメントありがとうござます。 とても嬉しいです。 感謝です。
ご挨拶に向かった人々と、出来なかった人々。 学園生活は、軍務に付くことによってなし崩しに、取りやめとなってしまったリーナさん。 そして、王都からも去りました。
ご指摘の通り、これ以上王都に暮らして、何かしらの出来事に巻き込まれて行くと、彼女がエスカリーナであったと云う事が、少なくとも、ドワイアル大公家の面々にはバレてしまうでしょう。
そうれなれば、もう逃げ道は無くなり…… また、大公息女(養女)として、大切にはされますが、囲い込まれ、想いとは別の道を強制されたかもしれません。
事実、ウーノル殿下を護った、舞踏会では、彼女は魔力欠乏から、元の髪の色、眼の色に戻ってしまっておりました。 さらに、ティカ様と同道した、刑場でも。
かなり危険な橋を渡っておりました。 シュトカーナ様、ティカ様が護り抜いた彼女の秘密は、リーナさんが練兵場に配置転換される事で、少なくとも露見する事は少なくなったと思われます。 ニトルベインの手の者が色々と居ります上、ミストラーベの長男もなにやら不穏な動きを始めたようですが……
練兵場でのリーナさんに乞うご期待です。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
有能過ぎる官吏の登場に恋愛タグが蘇生した事を確認し、腹黒狸が黒いまま好々爺に転じるのをみたり、脳筋将軍の隠れた知性が見られるかと思っていたらやっぱりただの脳筋で、と中々見ごたえのある閑話です。
もう一発、ここで汚物が来ると思っていたらティカ様のホンワカ旅行記。いい味出しています。現在、リーナがお婆様生涯唯一の弟子となっていますが、その位置が明け渡されるのかが興味を引くところ。
リーナの変遷記①
8歳
‹師匠みたいな、錬金術師の「お薬屋さん」になれるかなぁ……›
‹こういう普通の感情って……なくなっちゃうのかなぁ›
既にお婆から‹中々の規格外、何処が普通じゃ……›と言われる。
10歳
薬師錬金術士と免許皆伝。家政の執務室で経理・法家のプロから惜しまれるが、大した事はしていないとやらかした事の意味と自己の価値を全く理解せず。
12歳
知らぬ間に‹聖女›と庶民に呼ばれ、気が付くと再び王都に。王都で軍の訓練を見て、普通の疑問として投げた言葉が、地方より訓練が甘い、と言う内容。更に一流の暗殺者とドレス姿で近接戦を演じ、近衛兵をして、「近年稀に見る使い手」と称される。
8歳のリーナ、既にこの時にもういません。望み通り師匠の様な薬屋になって、恐れた通り人外の道半ばを驀進中です。しかも気が付きたくないのか、それでも自分は普通と言い張る。
13歳
「わたしは、まだやることが山ほどあるの。こんな事で、排除されてなるものですか」
軍に出向、海千山千の大物権力者相手に立ち回り、元暗殺者に額づかれながらのセリフ。何処から見ても悪の組織の女幹部……前世のエスカリーナが言いそうな台詞でもありますが。
僅か5年の歳月で、幼女が少女へと成長していくその時期に、最早最終兵器5秒前。どうしてこうなった!?
尚、ティカ様がお婆様を師匠と呼んだ時点で、10P爆弾搭載の富嶽が発進予定です。
いまだき かんき 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。 感謝です!
閑話の時間軸としては、リーナさんが第十三号棟に戻った、あの夜から朝にかけての刻の出来事。
今回の ” 視察 ” が、王宮の面々に衝撃を与えた事は間違いありません。 色々と規格外の少女ですからね、リーナさんは。 ロマンスティカ様の ” 釘 ” は、リーナさんの暴走を止めるが為の ” 釘 ” だったのですが、結果的に暴走を止めるのではなく、釘を打った人にリーナさんを強く印象付ける結果になってしま終いました。
愛する義妹を護りたかっただけなんですよ。 王都を遠く離れるロマンスティカ様の焦りだったのでしょうか。
> 最早最終兵器5秒前。どうしてこうなった!?
れ、恋愛タグ…… Q:どうしてこうなったの? A:中の人のデフォであります!(キリッ!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
色々と誤字が多いですので御確認下さいます様、御願い申し上げます🙇
例1)ノリステン大公閣下
公爵から大公に繰り上げしてますが、元々大公家なんでしょうか?
例2)ダクレール準男爵
たぶんグランクラブ準男爵の事か、ダクレールの若旦那様の事だとは思いますが、流れ的にグランクラブ氏の事では無いでしょうか?
ロマンスティカ嬢の旅の成功、後世まで語られる程の偉業と成ってるんですか?
ウーノル王太子殿下の“光と闇”はどんだけの偉業を遺したんだか、ちょいと気に成ってくるんですけど…😓
本来ならウーノル王太子殿下の妃として、側妃として傍に控え、常に彼の表と裏を支える二人の立場が無くなるかもな、大きい偉業の数々を遺しちゃったんですかぁ…。 本当に器の大き過ぎる少女達ですよね…(^^;
キリン 様
コメント、ご指摘ありがとうございます。 ご指摘の部分は、さっそく修正いたしました。 このほかの部分に関しましても、ちょこちょこ手を入れております。 申し訳ございませんでした! ご指摘、誠にありがとうございます!!
> ロマンスティカ嬢の旅の成功、後世まで語られる程の偉業と成ってるんですか?
そうですね。 そのつもりです。 まるで、獅子王陛下と、街道の賢女様のようにと…… そう思っております。 妃と側妃には、ちょっと違った「役目」が御座いますから、大丈夫、大丈夫…… 大丈夫か? その辺りも、綴っていきたいと…… そう思います。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
とりあえず。
あの~~、グランクラブ準男爵がダクレール準男爵になってますがσ(^◇^;)。
春 剋冬 様
ごめんなさい、ゴメンナサイ!! 修正いたしました! 見直しても居ます!! 申し訳ございません!!
ご指摘、ありがとうございます!!
龍槍 椀 拝
ニトルベイン大公sideは自身の罪を背負い、それらの罰を一身に承ける覚悟が垣間見える程の物が在りましたが、それ故に何故其れを18年前にしなかったのかと罵りたく為りました…。
彼等の覚悟を汚す発言なのは理解出来てますが、外法に手を染めてでも愚王に気を向けて貰いたいと、ファンダリアを護りたいと願ったエリザベートさんを想うと…ね…😞💨
(私の)前言にも在りましたけど、彼等の今後をリーナ…いえ、エスカリーナと共に見守らせて頂きたく思います。 今居る全ての人々に未来を託して逝ったエリザベートさんの為にも…
将軍が妙に物分かりが良いと疑問に思ってたましたが、あの事件に関わった関わった方の話を聴いたからだったんですね? 脳が筋肉で出来てるっぽい人が理解力溢れる御仁に早変わりしてたので驚いてたのですけど、此れでスッキリしました。
三軍の将軍が言ってますが、南方って言うよりもファンダリアにとっては、リーナは最早ファンダリアで有数の清浄な氣の持ち主、聖女と言っても全然差し支えの無い人物です。 そのリーナを手離し、魑魅魍魎跋扈する中央に送ったって意味、決して軽い物では在りません
将軍の肩に在る重荷が増えますが、此れからもファンダリアにとっての光を護って欲しいものです。 何時か彼女がエスカリーナと打ち明ける其の時まで…
キリン 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。 感謝です。
色々と思う処のあるニトルベイン大公家の人々。 世襲で国政を担い続け、暗渠の様な宮廷工作の限りを尽くしているそんな家系の人達。 しかし、王国もまだ、安定した姿になる前…… 欲しいモノは力で捥ぎ取れの精神が色濃く残っていた時代からの人々ですから……
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龍槍 椀 拝
いつも楽しく読ませていただいてます。
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うん、めちゃくちゃハードル高いんですけどw
片付けるべきゴミが山積みだし、天然鈍感さんだからまだまだ甘い話は先そうですが・・・
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桃花鳥 様
コメントありがとうございます。 とても、嬉しいです!
リーナさんの心の中で、” 逃避 ” から ” 立ち向かう ” に変わった、そんな幻視ですね。 もう恋なんてしない。 一介の庶民として生きて行く そう誓った、赤ちゃんの時。 それから、様々な人と出会い、様々な事柄を経て、「精霊様」に誓約を立て、ファンダリアの民を安寧に導くと決めた彼女。
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パンパンパンダ 様
コメントありがとうございます。 とても、嬉しいです。
お怒りのご様子…… 彼等の所業は、とても擁護出来ない事ばかりです。
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しかし、現世のリーナさんにフリーハンドを認めそうなので、中の人はそれで折り合いを付けました。
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龍槍 椀 拝
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コメントありがとうございます。 とても嬉しいです!
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龍槍 椀 拝
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二度目の「未来幻視」は一度目よりは一見穏当な感じですが、「未来幻視」の本質が術者への「警告」である以上極大魔法も一人で行うなという事なのでしょうか。実際魔法がある世界で大規模な魔法儀式を行う場合、複数の術者を動員したり、大量の魔力を込めた媒体をこれまたたくさん用意したりして負担を少しでも軽くするのが普通ですから、リーナの魔力がいかに常人離れでも現状のままでは危険だと精霊王が警告したのかなと感じました。
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龍槍 椀 拝
え?こんな凄いのがアレの子供達なんですか!? 何と言うか…………もう二人に任せて引退するべきじゃ無いかと…
リーナとの対決は役立たず処か、何の為に来たの?って反されるレベルでしたし、そんな皮算用親父は監視を付けた上で、領地の端にでも追いやっちゃいましょう。 その方がファンダリアの未来に良い影響を与えそうですし
まぁ親父虐めはこの辺にして
冗談で会談を願ってる発言をしてますが、案外叶えば面白い結果を生むかも知れませんねぇ…。 実に興味深いです(゜-゜)(。_。)
もし叶えば未来の商会長って事でフルーリー嬢に同席を願い、可能なら師匠達にも同席して貰いたいです。興味深いので(大事だからニ度目)
キリン 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです、感謝です!!
ええ、とってもビックリですよね。 でも、不出来な親から鷹が生まれるのは、世の常ですし、それこそ大公家と云う器が有るのですから、周囲の状況は普通にしていても、どんどん入ってきます。 特別ボンクラでない限り、ある程度の能力は保障されたようなモノです。
その上、個人が優秀ならば、その能力は飛躍的に引き上げられますしね。
あの大公家の人々すべてが、愚か者では無いんですね。
会談…… 出来るでしょうか? それこそ、裏でファンダリア王国を牛耳る勢力が出来上がりそうですもの!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
狸たちが自分たちの致命的な失点をどうにかしようとしているようですけどあの国王夫婦がそのままでいる内はどうにもなりゃしませんわ。ガチで無能夫婦や腐れ教会勢力を物理的に排除しないとこの国に未来ないでしょ。例え現王紀が身内なんだとしても男にいいよることしかできない我儘娘なの知っていてそれでもそのままアクセル全開で進んだんですから責任はきちんと取れよ?爺共。例え現国王夫婦を排除することになったとして戸惑わないようにね。
TRANS-AM 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。 感謝です!!
狸さん達は自分の行いに深い悔恨の情を抱いておりますから、その失点をどうにかしようと、のたくっておりますね。 敵対勢力は深く静かに侵攻してましたし、それを排除しようとしても、娘の事があるもんで…… さらに、孫はアレですから……
まぁ、詰め腹は着る所存でしょう。
ウーノル殿下に未来の希望を見ているようですしね。
さて、彼等の企みは…… どの様なモノになっていくのでしょうか。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
リーナにも幸せになって欲しい
生きて前世とは違う人生を掴んで欲しい‼️
おばちゃんはそう願います
くまきち 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。 感謝です。
頑張れ、負けるな、我らがリーナさん! 中の人も応援しております!!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
前回の夢と違い光に満ちた物でしたが、悲しい結末の夢でしたね…。
シュトカーナの言う通り、精霊が何を伝えたいかを考え、決して遺された人々の心に陰が出来る様な未来は回避しませんと…
キリン 様
コメントありがとうございます。 とても、嬉しいです! 感謝です!!
夢の中で、視た幻視は、約束されない未来の情景です。 シュトカーナに指摘され、自身で深く未来を見つめ直すリーナさん。 彼女は深く深く、考えます。 それまでの ” 逃避 ” から、” 立ち向かう ” 姿勢に変化していきます。
何を成し、何を達成するか。
彼女の歩む道は、彼女だけの物では無かったと、そう思える様に。
今後の彼女の行く道の為に、必要な「未来幻視」だったのです。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
恩讐を乗り越えて、
憎い相手もまた人なんだと思えるリーナさんは器が大きいです。
おじいちゃん達は子どもに度量の大きさで完敗していることについて真剣に考えましょう!
くろねこ 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。 感謝です。
お爺ちゃん…… 孫たちは、光を見据え、歩んでいます。 どうか、邪魔をしないでください。 中の人の切実なる思いです。 狐と狸が、この先どう出るかは……
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
ここ数話を読み、エスカリーナと言う1人の少女の生き様を強く感じる。過去に妄執する事なく、恨みも悔恨も恐怖も不安も全て折込、丹念に叩いて伸ばしたオリハルコンの糸を寄り合わせ、希望と言う名のロープに編んで、見果てぬ闇に真直ぐ伸ばしたその上を、疑う事なく唯1点を見据えて歩く姿が、描かれている。残酷なまでの前世の最期が、少女の全ての始まりだと改めて思い知る。生きている、物語が何処かの異世界で。
一方で、肝心な部分が全てティカ様に集中しているのは、少し気掛かりかと。暗躍し過ぎと言うか、ここまで17歳の少女が事態を誘導できるのかと言うあまり良くない方向でのご都合主義的な臭いが香ります。
「敢えてその掌に乗ってやろう。最後に全て脱がされたとも知らず舞踊っているのは貴女だがね」という大人たちの声も聞こえなくはないのですが。現に、心配しているか否かは別にして、大公はティカ様の行先を把握しましたし。ここまで丸わかりの人物が答えぬ先など、自身とこれまでの流れから見れば、あまりにも明確でしょう。特にこの狸が、孫に対してだけは好々爺、等という事だけは100%あり得ません。
ここらで以前他の方の感想に書かれた‹オフレッサー侯爵›の番外編を挿入した方がいいような気がします。リーナに対する認識の転換が早過ぎ・描写少な過ぎで、‹言われたから認識を善意に切り替えた結果›という事実無根?の脳筋的残念さが見え隠れしています。何を見て、そう判断したのか。リーナに真実何を見たのか。彼の視線の先が奈辺にあるのかを記す時期ではないでしょうか?
いまだき かんき 様
コメントありがとうございます。 とても、とても、嬉しいです。 感謝です。
エスカリーナの歩む道は、とても険しく、細い道ですね。 光を求めて、唯一心に歩む姿を込めております。 情景を脳裏に浮かべならが、彼女の行く道を辿って綴る事が、中の人の「役割」なのかもしれません。
ありがとうございます。
肝心の部分が、ティカ様に偏っているとのご指摘は、中の人も感じております。 いわば、リーナさんの ” お姉様 ” に当たる方です。 そして、リーナさんを ” 可愛くて、世話の掛かる妹 ” と認識しているのです。 さらに、刑場での事で、彼女の命を危機にさらしてしまったという思い。 ” 護らねば! ” と、そう思っての各所への ” 釘 ” でありました。
苦手なお爺様にまで、 ” 釘 ” を打つほどに…… ですね。
閑話では、オフレッサー侯爵様に付いても綴りたいと思いますので、どうぞご期待ください。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
100万字おめでとうございます。毎日の更新とても楽しみにしていますが、御自愛なさってくださいね。
最近読み返してみて、デギンズ助祭が気になりました。お茶会と倉庫訪問で別人のよう。同一人物ですよね?
辺境から学院に来て、殿下の同級生という立場に舞い上がり、変な身内に利用されそうになっていたところ、クッキー事件で子爵や辺境の身内にめっちゃ絞られたのかな〜とか勝手に想像してニヤニヤしています。
マクシミリアン君やリリアンネ王女は今どうしているのかも気になります!まだまだ先は長そうですね。
最新話(262話)怒涛の対決シリーズ大トリ?狸大公閣下はなかなか興味深かったです。バレバレな表情のリーナさん!
周囲の皆様、驚いたでしょうね笑
次はお引越しですかね。おばば様やルーケルさんが好きなので、ティカ様との一幕が見られたらいいな(もちろん予定なければスルーで構いません)
*長文すみません、返信不要です
izu 様
コメントありがとうございます。 感謝です。 100万文字到達のお祝いも、心に沁みます!
デギンズ助祭様ですね。 フルーリーさんとよくご一緒している。 少しの間に何があったのか。 当代神官長(おばば様の同僚)様との、会談があった模様です。 その辺りも、どこかの閑話で、挿入したいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
色々と、綴りたい周辺の人々が居られますが、閑話を重ねると、本編が滞りますので、その辺は緩急を付けながらと…… そう、思っております。 どうぞ、御容赦を!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
成る程……。大公の言い分にはロマンスティカ嬢の件も含め大いに不満が在りますけど、未来を優先する事に関しては同意します
過去と現在を水に流す事はせず、それらを抱えて生きていくと決めた大公の意思、リーナと共に見守らせて頂きましょうか。前世のリーナが受けてきた仕打ちを思うと不満は残りますがね?
所で彼女が旅立って其れなりに経ちますが、そろそろ中間地点か目的地に近い場所へ着いたと思うのですけど、今どの辺でしょうか? もし着いてたならオババとやりあってたりして…
キリン 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです!
リーナさんが飲み込んだ恩讐は、きっと、大公閣下の後悔と、それでも、未来に向けてのたうつ姿を見たからでしょうか。 大公閣下自身が、自分の言動に深く、悔恨を抱いている事が判りましたから。
判っていても、それでも、どうしようもない、想いもあるでしょうね。
でも、飲み込みました。 それが、リーナさんですから。
そろそろ、ダクレール領に付くであろうティカ様。 おばば様とのやり取り、とても楽しみですね。
中の人も、ちょっとワクワクしております。 非常識なリーナさんの、お師匠様ですから、常識的な方…… とは言えないでしょうからね。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
戦ってるのは理解できるし、ニトルベインの一派が居るお陰で教会の一派は動けないことも理解出来ます。 出来ますが、其れって自業自得じゃね?って率直な意見を述べさせて頂きます
先にも述べた通り、この一派の強権で事態が最悪な方向に行きかかってたのは事実で、もし公に晒されば王妃共々縛り首レベルは確実な内容です。 其れを棚上げするとか恥知らずも良いところですな😞💨
今話の問答は身から出た錆で、其れを4軍に押し付けるのは御門違いです。 もし其れを解ってて問答を繰り広げてるなら、前言を全て取り下げて感心します
ですがリーナが感じてる憤りの全てをぶつけるに値する愚物なら……、今回の問答で痛手を被って貰いましょっかね?
キリン 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。 感謝です!
そうですね、自業自得、因果応報なんですよね。 それでも、その間違った行いを償う為に、のたうち回る妖怪と云ったところでしょうか。 恥も外聞も無く、本来の役割を思い出し…… 情に流された自身を顧み、頭を抱え…… 良くも悪くも、” 人 ” だったんでしょう。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
毎日の更新お疲れ様です。
ニトルベイン大公達というのは、ある意味では「人」なのだなあと思ってみています。
能力もあって忠誠心もあるけど、親や親類としての情と少しの打算に負けたと・・・
結果として国を傾かせつつある事に焦って、何とか取り繕ろうとしている感じでしょうか。
最初からここまで酷くなるのが予測できるとしたら、それは未来が見えていたか神の視点・・・
人としての予測の範囲は超えていたのでしょうね(そもそも王妃が微妙でも、権力を持っている王がまともなら良かった訳でw)
佞臣と言うには少し違う方々ですからね。
さて・・・どうなる事やら(^_^;)
神様の意志によるやり直し・・・ですか・・・
個人的には、最初はそうだったのかなと思いますが、今となっては殿下の意志というか願いも多々あるのではないでしょうか?
そして、恐らくは殿下の願いの根源となっているのが、いつかの時のエスカリーナの願いでもあるために、エスカリーナの記憶も保持させているのではないかなーと思ってました。
神様か精霊様かは知りませんが、エスカリーナの(それも駄目駄目な時の一回分の)記憶を残せば状況が変化するとは読めないでしょうから、恐らく偶然の産物・・・
殿下の願いに誰かが助力するのならば、エスカリーナだろうと言う事なのかなーという感じ?
まあ・・・多分、殿下の慕っていた姉上と比べると「随分」と性格面(+戦闘力面w)では強くなっていると思われますがw
藤花 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。 感謝です。
ニトルベイン大公閣下は、国務大臣ですが、長い間その席に付き、色々とこびり付いております。 公人としての表の顔と、私人としての裏の顔。 時々交錯して、判断を間違えてしまう、” 人 ” でした。
自身の弱さ、足りなさを自覚しつつも、失敗は自身で償うとばかりに、国政(暗躍)に精を出しておりますいからね。 良くも悪くも、” 人 ” だったわけです。
リーナさん、記憶保持時間遡行してしまった現世。 彼女を取り巻く人々の動きも変わってきております。 それまで、試行錯誤の連続だったウーノル殿下も、現世ではいい位置に付くことが出来ました。 おばば様も、命を削ることなく、ダクレールの浜町で隠遁生活を満喫中。 マクシミリアン殿下に付く筈だった人々の多くが、ウーノル殿下に付いて、さらに、マクシミリアン殿下は自身の立ち位置を決めた模様。
全てが動き出した…… 現世です。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
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