その日の空は蒼かった
婚約者が大好きだった。 彼しか見えなかった。 ……だから、あの人の間に割り込んで来る人は、誰であろうと排除した。 でも、彼は私の事を好きではなかった。 私がした事は…… 私に帰って来た。 それも一度に、容赦も寛容も無く。 あの人の為だけに生きた私は、あの人に顧みられることも無く…… 濁った瞳が晴れ上がった空を映し出していた…… 私は私を追い詰め、落ちる所まで落ちた。 深い穴のような最低の場所から見上げる空は……蒼く、高く、澄み渡っていた。
なんて、馬鹿らしい。
自身の矮小さを思う存分見せつけられ…… あの人への執着が霧散した。
視界が黒く閉ざされ、耳に届く罵声が遠くになり、全てが終わりを告げた時…… 轟音と浮遊感が私を捕まえた。 これで、おしまい。 なにもかもが、無駄に終わったと、そう思った時…… 突然、視界が戻った。
懐かしくも、哀しみに満ちた場所への帰還。 そう、始まりの場所に……
もう一度、やり直せと言う事なの? 苦しみは永遠に続くの? 小さな手が虚空を掴む。 時間が巻き戻されたような感覚が襲う。 でも、あの蒼い空を見上げるまでの記憶は残っている。 そう、残っているのよ。 混乱した私は決心したの。
二度と恋なんてしないって
なんて、馬鹿らしい。
自身の矮小さを思う存分見せつけられ…… あの人への執着が霧散した。
視界が黒く閉ざされ、耳に届く罵声が遠くになり、全てが終わりを告げた時…… 轟音と浮遊感が私を捕まえた。 これで、おしまい。 なにもかもが、無駄に終わったと、そう思った時…… 突然、視界が戻った。
懐かしくも、哀しみに満ちた場所への帰還。 そう、始まりの場所に……
もう一度、やり直せと言う事なの? 苦しみは永遠に続くの? 小さな手が虚空を掴む。 時間が巻き戻されたような感覚が襲う。 でも、あの蒼い空を見上げるまでの記憶は残っている。 そう、残っているのよ。 混乱した私は決心したの。
二度と恋なんてしないって
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とりあえず。
次回はお風呂作りでしょうか?(*´∀`*)。
ここまで酷いと、あの子爵様はリーナの見た目だけで生意気・反抗的だと判断してここに連れてきた可能性もありますね。
まぁ、折角ですからこの際徹底的にリフォームして「なんということでしょう!」と叫ばせてやればよろしいかと( ̄∇ ̄)。
ところで質問なんですが、この薬師院には自前で薬草を育てる薬草園とか温室とかって無いんですか?
春 剋冬 様
コメントありがとうございます。 そして、コメント返し遅れて申し訳ございません!!
お風呂! そうです、お風呂です!!
倉庫の中ですので、野外風呂ってな感じには成りませんが、ちゃんとしたお風呂が必要ですね!!
やりました!
ご質問の件について。
薬師院に自前の薬草園は存在します。 しかし、それは、王族専用となっております。 主に、王城の中の人向けに使用しております。 リーナのいる外局は、主に国軍と騎士団に対しての薬品とポーションの生産拠点です。 かなりの量を作る都合上、相当な量の魔法草を使用します。
そのため、常時冒険者ギルドへの採取依頼を掛けているわけです。
もっとも、良い状態の魔法草は、第一から順に取っていって、最後の第十三号棟に来るものは、ほとんど屑箱同然です。 その中から、使えそうなものを抜き取っているわけです。 最下級の下職って事になります。
いわゆる、搾りかすの回収部署って事ですね。
いやはや、トンデモナイ部署に回されたものです。
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
更新拝見しました。
前回の感想では色々勘違いして済みませんでした(エルザさんの名前を間違える、スカウトの開錠魔法など)。しかし辺境でも腕利きの冒険者が開けられないリーナの「施錠」…そういえば彼女は商工ギルドに「薬師リーナ」として登録されていたけれど冒険者ギルドには登録していませんでしたよね。もしも冒険者ギルドの幹部が彼女を見たらどのくらい位のランクに位置づけていたのでしょう?
ラムソン君の反応は目が覚めたら体調や周りが一変したための混乱によるものだと思われますが、彼の意志を確認するための挑発に改めて「おばば」の弟子だなと感服しました。「人」への不信はぬぐえないものの「パエシアの盟友」への敬意と自分の回復及び奴隷紋からの(ある程度の)解放で、とりあえず殺意は無くなったのは一歩前進かなと思います。しかし修羅場の後でも平然と食事を続けた事と、最後の観察につくづく逞しくなったなと感じました。この調子で成長したら第二成人(18歳ですよね)になった時どうなっているか興味深いです(そういえば前世の享年もそれくらいではなかったでしょうか?)。
ではこれからも楽しみにしております。
アコナ 様
コメント、ありがとうございます! とても、とても、嬉しいです!!
ダクレール領の冒険者ギルドには、おばば様の代理として、薬師リーナがお薬とポーションの納品に来ております。 また、重傷者が出た場合に往診をお願いしてもおります。 とても、冒険者登録してほしいとは、云えないのです。
リーナさんが単独もしくは、ルーケルさんと往診に向かう際に、危険な場所を通りぬけているのは、冒険者ギルドの人達も知っています。 なんらかの折に、ルーケルさんがギルドの中で、魔物を狩ったとか、口を滑らしている可能性もあります。
けれども、リーナさんは薬師として、冒険者ギルドには必要不可欠な人でした。 強大な魔術師や、腕の立つ剣士ならば、何とかなりますが、腕のいい” 薬師 ” は、とても貴重なんですよね。 きっと、ランク付けはしないと思います。 土台が違いすぎますからね。
ラムソン君…… 戸惑っております。
リーナさん、我が道を歩いております。
どうなるんでしょうか、この二人…… 判りません……
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
すみません。質問です。
『晩御飯の前に‥‥』で、ダクレール領での宝箱のエピソードなんですが。
ポーションを補充してないっていう。
あれは、宝箱に補充していない(誰も解錠できない)って意味でしょうか?
それとも、宝箱のポーションがあるから、補充は必要ない(解錠して、中身を使用してる)って意味でしょうか?
読解力が無くて恥ずかしいですが‥‥
よかったらお教え下さい。
★hana★ 様
ご質問ありがとうございます! 嬉しいなっ!!
宝箱にポーションを入れて、それに【施錠】したリーナさん。 ギルドマスターから、ギルドメン達への、ちょっとした謎解きと、ご褒美です。 スカウトの訓練にもなります。 ただ、開錠の訓練をしなさいって言っても、しないでしょ? 現役の冒険者なのですから。 だから、冒険者ギルドの建物の中に、宝箱を一個置いて、その中に高位回復ポーションを入れておくんです。
開ければ、ただで、高価なポーションが手に入るんです。 ギルメンの方々、特にスカウトの方々は必死に開けようとしますよね。 だって、タダですもの。 迷宮内とか、森の中とかじゃなくて、安全な冒険者ギルドの建物の中にある宝箱。 目の色を変えて挑戦しますよね! まぁ、ゲーム感覚でしょうが。
ただし! そのゲーム、無理ゲーでした!!
中身を補充していないということは、一度も破られたことが無いんです。 悪知恵の働く、ダクレール領の冒険者ギルト、ギルドマスターと、天然リーナさんのコンビから、ギルメンに対する開錠訓練のお話です。
ちょこまかと、こんなお話を混ぜたいなと思っております。
混乱させるような表記になって、申し訳ございません。 以上がポーションを補充していない理由です。
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
とりあえず。
もしかして、種族的に食べられないものもあるんでしょうか?
刺激物とか、スルメとか?
あと、どんなのがありましたっけ?σ(^◇^;)
春 剋冬 様
コメントありがとうございます。とても嬉しいです。
玉ねぎ、ニラ、ネギ、ニンニク、アボガド、チョコレート、アワビ は、絶対に食べさせないでくださいね、リアルでは。 この世界の獣人族にはこの制約はありません。 ただ、熱いものが苦手なんです。 結構、雑食なんですよ。 お肉だって、おさかなだって、なんだって行けます。
強い刺激物は、やっぱり駄目でしょうね。 その辺は人族と同じです。
だって、亜人族ですよ? 亜人族。 野生動物ではないんですもの!
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
まぁそうですよね…、敵対行動を常にとってた人間が傍に居て美味しそうに食事を片付けてれば怒りますよね~(何か違う気がする…)
でも相互理解とまでは行きませんけど、充分に距離を縮められましたし、此れから理解を深めていけば問題無いでしょ(・-・ )
キリン 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
ハハッハ! 腹ペコの隣で、飯を喰う。 とても、嫌味な行動ですね。 一緒に食べようって思っていたのに、とっても酷い誤解です。
まぁ、一緒に食べてくれましたけどね!
ご飯回は、なぜかどのお話でも、力が入ります。 中の人、食欲魔人なのですよ……
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
猫系獣人がかなりの猫舌・・・・・・嫌、驚くとこそこ?
最下層でバケツご飯。・・・・・・
公爵家が身元保証してた筈と思うけど、これだと公爵家って、ずいぶん軽んじられているんですね!
薬師全滅したら、教会どうするつもりなのか?ああ、誰が支配者でも同じだから、国の事は関係ないのか!
教会は永遠に不滅です!・・・・・・とか。
なんて迷惑な奴等だ!
いまだき かんき様
コメント、ありがとうございます。 とても嬉しいです。
身分保障の書類、多分見落としていますね。 辺境から来た薬師ってだけで、とても強い偏見がありますから。 書類はその辺にポイってしていると思われます。 あとから、大激怒されるのは目に見えますね。
教会にとっては、王宮薬師院はあっても無くてもどっちでもいい組織です。 まぁ、目障りでしょうがね。 無くなったら、自分たちの教会薬師院がその立場に立てますしね。 そしたら、国王の側近であり、生死与奪のとっても素敵な地位に着けますものね。
狙いどころかもしれません。
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
ここまでの更新拝見しました。
仕分けに倉庫リフォームにラムソン君の治療と錬金魔法の便利さが並外れていますが、常識も少々ズレが垣間見えました(冒険者並みの重装備でエリザさん達を怯えさせた事もですが、魔法の「施錠」は魔力で錠にふたをするような物だと思うので、スカウト自身に魔法の心得が無ければ無理ですって)。
一般職員はそこまで悪質でなかったのは幸いですが、やはり仕事のキツさは問題ですね。人事も頑張っているとはいえ、教会の横暴が垣間見えました。ふと思うのですが、教会薬師院内の状況はどのような物でしょうか?リーナは近づくつもりは全くないから閑話でないと分からないかもしれません。
回復したラムソン君の反応が何を意味するのか、イグバールさん達と大公の対面の首尾(時間的にもう終わっているはずですよね)など、続きを楽しみにしております。
アコナ様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
魔法の施錠、開錠は、とても初歩的な魔法なのです、この世界では。 スカウトがこの技能、および魔法を持つのは、スカウトの職種上必須となっております。 だけど、空かないのですよね、リーナが施した施錠。 おばば様は余裕で開けられますが、そこはグッと我慢してます。
一般職員は、あまりのブラックに定着率が悪いのです。 もう、自分の事しか考えられません。 さらに、人の足を引っ張ると、その分自分に帰ってきますので、長く働いている人程、優しかったりします。 情報の交換はとても大切。 報・連・相 ですよ!
色々と、閑話の題材が集まっております。 どうぞお楽しみに!
龍槍 椀 拝
王都の冒険者が低レベルじゃなくて、王都での活動に力を入れたくないって気がします。 色々と実入りも悪そうですしね
まぁ其れは其れとして
やっとこさ目覚めましたけど、何故に敵意を剥き出しにしてるのでしょうかね?
人間だから?
其れとも目の前でご飯を食べてるから?
どちらにせよ誤解である事は代わり無いんだし、此処は落ち着いて話し合えよ~?
キリン様
コメントありがとうございます。とても嬉しいです。
おばば様の薫陶よろしく、リーナには獣人族への偏見は植え付けられておりません。 なにより、おばば様の苦悩を知っているわけですしね。
王都の冒険者さん達は、新人と退職者?みたいな人達ばかりですしね。 脂の乗った人はほんの一握りなのですよ。 だから、採取された薬草も、こんな感じで、ボロボロです。
さて、何でラムソンさんが怒ってたのかは、次回のお楽しみです。
読んでいただいて本当のありがとうございます。 遅々とした展開ですが、宜しくお願い申し上げます。
龍槍 椀 拝
根っこのままとか、こう言う自分勝手な冒険者がいると薬草が生えなくなって必要な時に薬草が手に入らなくなる。
稲前花 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
王都のギルドに入る人は、王都、および、その近郊の人々です。 そして、王都近郊には、強い魔物は存在しません。 定期的に間引く感じの依頼ぐらいしか、魔物との戦闘はありません。 つまり、ビギナーばかりが集っているという感じです。
高位の冒険者さん達は、強い魔物を求め辺境部に旅立っていきます。 そして、一獲千金を狙います。 辺境で名を挙げ、力を付け、名声とお金を得た人が戻ってくるのが、王都のギルド。 彼らは、その名声とお金で、ギルドの幹部になり、後進の指導とギルドの運営に関わっていくことになるのです。
その前に、辺境で命を落とす人がほとんどですけれどもね。
王都の冒険者ギルドには多くのビキナーと、一握りの高位冒険者さん達しかいません。 ビギナーの練度は低く、薬草を根っこから引き抜くお馬鹿さん達も、大勢います。 指導に当たる、高位冒険者さん達の思いもよらない、変なことをヤラカシマス!
頭の痛い、王都冒険者ギルドの人達。
高位冒険者さん達は、指導もしているのですが、なにせ気位が高い王都の人達ですので、うまく機能していません。 弱い魔物しか相手にしていないのに、強くなったと勘違いして、辺境に向かい、そして散る…… その繰り返しなのです。
辺境から戻ってきた、高位冒険者さん達は何とかしようと、東奔西走しているのですがね……
薬草が雑多な状態なのは、そういう事情があるからです。
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
ふむふむ…此れはアレですかね? 何時もの天然が発揮されたのでしょうか…(-ω- ?)
でも今回の脱走(笑)で院に属してる馬鹿どもも気付いたでしょうし、遠からず上の人間、例えば伯爵達に伝わるんじゃないですかね? あの期を見れる聡明さが在れば、誰が敵に廻ると不味いか気付いてくれるでしょうし
そうじゃなくても勝手に呼んでおいて閉じ込めてる事が伝われば、確実に塵達への先制攻撃と成るでしょうな( ̄ー+ ̄)ニヤリ…
キリン 様
コメント、ありがとうございました。 とても嬉しいです!!
そうです!! そうなんですよ!! 前世から輪廻して、早十二年。 その間に、リーナさんの常識が書き換わって来ているってことなんです。 王都在住のお姫様から、辺境で魔獣相手の大立ち回りをこなす薬師様への変貌です。
また、欠けたる魂の一部を統合して、過去の記憶を客観視できるようになった現在、過去の記憶の中のエスカリーナが行ったことは、あくまでも記憶としてしか認識していません。 覚えているけれど、共感していない状態でしょうか?
いずれにしても、現世のエスカリーナさんは、名実ともに辺境の子に近い感覚を手にしているわけですね。 ダクレール領に居た四年間が、彼女を変貌させたという事でしょう。
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
とりあえず。
そういえば、アイスバーグ子爵もリーナの現在の格好を見ていたはずなのに気にした様子がありませんでしたね?(?_?)
春 剋冬 様
コメント、ありがとうございます。 とても嬉しいです。
ご指摘の件ですが、アイスバーグ子爵との面接時、リーナさんは魔術師のローブを着ていました。 脱いでいません。 アイスバーグ子爵には、彼女の装備が見えていませんでした。 みんな腰にぶら下げていましたら……
でも、ローブの盛り上がりとかで、ある程度は判る筈なんですが、アイスバーグ子爵は根っからの王都育ちのうえ、冒険者さん達の装備とかにはとても疎いのです。 まさか、そんな装備をしているとは思いもよらなかった……
王都では、かなり非常識な装備ですからね。 ましてや、彼女がいるのは薬師院外局。 基本的には、お貴族様なのです。 命の危険が差し迫った様な場所に、行ったことすらありませんもの。
危機感の欠如と、想像力が働かない人なのです。
すべては、自分の周りしか見ていない…… 辺境がどういった場所なのかも知らない。 そういう人なのです。
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
十日後くらいに、公爵様が後見人になっている、海の賢者様の弟子がいつまで経っても来ないって、少しはまともな薬師院のお偉いさんが気づいたら……子爵終了のお知らせ?
その頃には公爵家に置いてきたポーションも発覚してるだろうし。
獣人の奴隷を使い潰しているのはデフォなのか一部だけなのか?
だって薬草の仕分けって制作過程の一番最初の行程だから、ある意味一番重要かつ一番人数が必要な気が(あれだけ手作業で仕分けしてるなら普通にに一人二人じゃ無理)
保管もまともにしてないし、採取段階の状態も悪そうだけど、明らかに仕分け速度の需要と供給のバランスが取れていないから腐る一方。
むしろ獣人奴隷や新人(ろくな後見人もいない庶民とか)をいびって、教会のせいで溜まった鬱憤を晴らしている……と思った方がまだマシな気がする。
この頭悪い状況がデフォルトだったらどうしよう……
華墨 様
コメントありがとうございます。 とても、嬉しいです!!
リーナさんは現状の快適化に努めておりますね。 薬師院の下級薬師さんが使った【施錠】は、彼女にとっては、開け放たれた扉も同然のようでした。 魔法の素養を持たない人には、絶望的な状況でしょうけれどもね!
リーナが押し込められたのは第十三号棟。 つまりは、一号棟から十二号棟は少なくともある訳です。 そこにも、同様に奴隷の獣人達が詰め込まれてて…… ラムスンさん、子供だし、手も遅いから、一人でいたわけです。
で、そんなところに押し込まれたということは、薬師院の人がリーナをどう見ていたか、お分かりですね?
せっかく、紹介状とか書類を持ってきて、見せたのに、「辺境の薬師」というだけで、侮るから……
まぁ、もう少しの間、リーナさんは第十三号棟にいらっしゃいます。 倉庫の中を快適にしつつですがね!
楽しんでいただければ、幸いです。
龍槍 椀 拝
一日で全部追いたくなるほど、引き込まれてしまいました。そして、こんなに泣いたネット小説も初めてでした。
これからの日々の楽しみとして続きを期待しています!
りとみあ 様
コメント、ありがとうございます! とても嬉しいです!!
読んでいただいて、本当にありがとうございます。 過分なお言葉、とても嬉しいです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
龍槍 椀 拝
とりあえず。
う~~~ん。これは酷い(;´Д`)💨。ここまで来るとブラック企業を通り越して、ダークサイドと呼ぶべきかもしれないσ(^◇^;)。
まぁ、冒険者ギルドに関しては改善方法は難しくないでしょう。
おばば様を通じて、男爵領の冒険者達を出来るだけ多めに王都に送り込んでもらえるように手配すれば良いはずなので。
いくらなんでも、質の良し悪しが分からないほどギルド職員も馬鹿じゃ無いはずなので、高品質の品が一定量入るようになれば、『買って欲しけりゃ、良い品持ってこいや』という風潮になる・・・よね?
・・・イカン。自分で言って心配になってきた( ̄。 ̄;)。
さて、そろそろ公爵家に置いてきたポーション爆弾(?_?)の効果が発揮されている頃合いでしょうか??
「アラ? これってエスカリーナが作ったポーションに似ているような・・・?」
「えぇ!? ・・・オイ! これを急いで解析しろ!!」
「ハイ! ただいま!!」
・・・・・・解析終了。
「「「「なんじゃこりゃーー!!!!」」」
「オイ! 薬師殿は何処へ行った!!!」
「確か薬師院へ・・・」
「呼び戻せーーーー!!!!!」
みたいな(*´∀`*)。
春 剋冬 様
コメント、ありがとうございます。 とても、嬉しいです。
モフモフ、モフモフと、頭を撫でているリーナの様子が目に浮かびましたか? ええ、それで正解です。 ボロボロの猫様を膝に、怒りがフツフツ湧いてきております。 ええ、かなりお怒りのようです。
大公家に置いてきた、ポーション爆弾も、結構導火線は短いですよ?
状況を破壊する、結構な爆発物に成るかと思いますので、どうかお楽しみに。
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
更新拝見しました。
一見してもはや「駄目だこいつら…早くなんとかしないと」状態ですね。供給源すら辺境から見たら笑いものになる程稚拙なレベルだとは思いませんでした(当人達には別任務のついでの「小遣い稼ぎ」なのでしょうが、薬草の質が落ちれば自分が使うポーションの品質低下にもつながるという自覚がないのでしょうね)。ラムソン君への仕打ちも胸糞悪い物がありますが、彼を含む亜人奴隷がマグノリアから教会を通じて薬師院に送られたという事は本場となるマグノリアや教会での彼らの扱いはもっとむごいという事になっているのでしょうか。
先々代の獅子王は彼らへの配慮を色々図っていたものの現愚王のせいでうまく働いていないと見ましたが、言い換えれば昔の詔は正式に廃止されてなければ「まだ生きている」はずなので(おばばが現王の呼び出しを拒めたのは先々代・先代の詔があったからですし)、そこから改善の道がないかなと思います。本気を出したリーナが外局をいかに叩き直…(ゲフンゲフン)立て直すか、続きを楽しみにしております。
アコナ 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです!!
王都周辺の薬品とかポーションも高騰しております。 なにせ、薬師が居ないんですもの。 多くの薬師が聖堂教会に吸い込まれて、北の大地に散っていきました。 現状かなりヤバめです。
冒険者への常時依頼も、どんな薬草でも構わないって感じですし、その上、いいものは聖堂教会に吸われていきますからね。 綱引きしても、叶う相手ではないので、薬師院も苦肉の策をとっているわけです。
スモーキーマウンテン状態な、薬師院下級薬師の下職…… まともな材料が手に入る訳御座いませんね。
色々と指導するか、常備薬草を大量に準備しておくか、そのどちらかでしょう。
ひとえに、下職の頑張りに掛かっているのが、現状です。
獅子王陛下と先代陛下。 能力はばっちりでしたが、現国王への教育だけは、ダメダメです。 せっかく、おじい様やお父様が整えていた、” これでやっと、みんなで幸せになれるかもしんない 政策 ” と、なし崩し的に崩壊させているのが、現国王と権威と実利をむさぼる聖堂教会。
貴族たちは、自身の保身のための宮廷闘争をしている最中に、教会に足元を掬われれしまった感じですね。
さぁ、閉塞感ばっちりなファンダリア王国、リーナという辺境の薬師が撃ち込む楔やら、五寸釘がどこまで効くか!
お楽しみに!!
龍槍 椀 拝
最初から引き込まれて読んでいます。
なんというか…こんな国滅ぼしてもいいんじゃない?なんて
過激な思想が。
今の王がダメですね~。資質0なのが王になると
国が腐るの典型で。
リーナが行ったからには内部から変わっていくのでしょうね。
願わくば早くに森が回復することを。
そしておばば様の元に帰って薬師として更に活躍出来ることを。
ロスマリス 様
コメントありがとうございます。 読んでいただいて、ほんとに感謝です!
屑王陛下さまの、尊大で考え無しな言動に、高位貴族様たちも持て余し気味…… それでも、国家元首ですから、何とかしないといけないのですが、聖堂教会の連中がガッチリガード中。
もう、何というか、閉塞感満載状態なんです。
リーナが行動を起こす度に、何かしらの問題が発生する よ か ん ♪
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
胸糞な展開ですけど、作者様の言われた通り表層だったみたいですね…。しかも読んだ感じ未々上層みたいですし、何処まで深い闇に覆われてるんだろう…(イメージは聖書圏の地獄か、ギリシア神話のティターン神族が囚われてると言う神々の牢獄かな?)
今回の横暴でエスカリーナの怒りが更に蓄積されましたが、今は其の怒りには潜伏して貰いましょう。 後2,3年以内には確実に愚か者が一掃される様な、大きい力を第1王子の派閥が獲てるでしょうから
と言うか持って貰わないと困るんですがね(^ー^;A
キリン様
コメントありがとうございます。 とても、嬉しいです。
制度とか、組織を立ち上げ、、十全に機能させのには、長い年月がかかりますが、いったん腐り始めると、瓦解するのは、あっと云う間ですものね。 煌びやかな表舞台のすぐ下側では、崩壊の足音が聞こえている…… そんな状況です。 自身の状況を改善をまずは考え、そして、モフモフには、きちんとした処遇をと、考えているリーナさん。 彼女の怒りは、点火したばかりなんです。
さぁ、どうなる? 薬師院での大暴れ、お楽しみください。
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
王宮の薬師も大したことなさそうなのに無駄にプライド高い上に性格も悪いとは救いようも無いですよね。それにしてもリーナの扱いもですが、モフモフ少年の扱いが酷すぎます!あの懲罰加えた下級薬師にはキツイお仕置きがあれば良いのですが。おばば様が知れば激怒すると思います。おばば様に連絡して現状報告して薬師の再教育が必要では無いでしょうか?本当にどうなっているのでしょうか王宮の薬師院は!リーナは学院にも通うことになっているので外には出られると思いますが、わざわざ閉じ込める意味は無いのではと思います!あの下級薬師達は通達を知らないのでしょうか?リーナ達の待遇が早く改善される事を願っています!
かよ 様
コメントありがとうございます。 嬉しいです!!
王宮薬師院の下級薬師のみなさん、相当プライドが高そうな人たちですね。 モフモフ少年は奴隷の子ですから、それはそれは下に見られておりまして…… 待遇改善などは、現状では夢物語なんですよ。 リーナは許さんけどね。
おばば様にはハト郵便を出しますが、いかんせん、おばば様は隠居の身 その上、王都への御呼出しを断っている立場なので、直接何かをすることは出来ないようなのですよ。
待遇というか、環境はリーナ自身が改善する感じでしょうか? でも、怒ってますよ? いや、マジで。
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
お仕事スタートですけど、どうも“誰から”の推薦か把握してない小者が紛れ込んでますね~。 此れが現在の開発局だとするとオババ様が懸念してた以上の何かが起こりそう?
しっかし現在の情勢を知らずに獣人を奴隷として扱うとか、上記にも書いた通り予想以上の危険地帯と為ってる様子、こんなんでエスカリーナらしく仕事が出来るか不安に為りますね。
キリン様。
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
おばば様の情報は、あくまで表層なんです。 基本、彼女がまだ王都に居た時の事をリーナには伝えていますしね。 大公閣下もあまり、そちらの状況は知らないんじゃないんですかねぇ? でも、まぁ、リーナさんが、行っちゃいましたから、いずれは判明することでしょうね。
その時が、ちょっと楽しみ……
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
レベルの低さにびっくりです…。
温度管理の出来る保管庫もないのですか? 腐るのが当たり前です。
材料を無駄にしてる分、製品の値段も上がるし、品質も落ちますよね? ただでさえ腕がないのに、意識も低いって最悪です。プライドに見合うだけの仕事しろって感じですね。
パンパンパンダ 様
コメントありがとうございます。
昔はというか、一代前はそうでもなかったんですよ? ちゃんと人員確保して、環境も良かったんですけれどもねぇ。 人員の多くを聖堂教会が連れてっちゃったから……
屑王様の見る目の無さが、この状態を引き起こしております。
人事の伯爵様の胃がマッハでヤバいことになっております。
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
ブラックな職場に来ちゃったよー!と思っていたら、いきなり魔方陣連発で呆気なく改善。ちょっと安心しました。
やり過ぎはよくないと思うけど食生活の改善はしてあげたい!だって成長期なんだよ!
殆ど監禁されている状態の職場で、多分粗食(餌)しか与えられず朝から晩まで薬草の仕分け。「下働き」の薬師を使い捨てする気満々デスネ…。
身分でバカにして差別する体制がよくわかる。学園を卒業して入ってくる薬師が、平民ならリーナと同じような所に配属し、貴族なら爵位が上なら能力は関係なく媚びるんだろうな。
長期的な視点でみると自分で自分の首を絞めてるのに、気づいてないねぇ…
学園に通う事すら反古にしそうな子爵薬師(教会派だったりして…)
後見人が大公でも「平民」なら死なせてもいいと思って13号棟に入れたと思うし。
まぁ、もふもふに出会えたから良しとしよう!
ホントこんな所が国の薬師院なんてねー。
国が「末期」な証拠だね( ´Д`)=3
まいん 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
末期な人員不足を露呈する薬師院。 上の人は、下の状況って、あんまり判らないですから、昔からの要求を、不足した人員に要求しますよね。 もろにそれが出ました。 それでもって、下の人達やら、中間管理職がやさぐれるんですよねぇ~
とばっちりは、いつも下っ端。 でも、この下っ端、ちょっとわけが違います。 さて、どうなる事でしょう?
楽しんでもらえたら幸いです。
龍槍 椀 拝
更新拝見しました。
いよいよ仕事始めですが、所々リーナの「常識外れ」が出てきて笑いがこみ上げてきそうです。
・「外局(=下働き)行き」でこき使う>王宮に行きたくないからむしろ気が楽
・鍵をかけて閉じ込める>解錠もできるだろうけど、レプラコーンのお手伝いや錬金魔法、
(今は出ていませんが)「シュトカーナ」の展開を見られないように
できるからとりあえず放置
・「錬金釜」がない>「闇属性(=光属性以外の全魔法が使える)」だから錬金魔法が使えるし
おばばの下で鍛えているから「錬金釜」なしでも問題なし
・南の辺境に庶民にも手の届く価格のポーションを行き渡らせる程度の体内魔力持ち
…なんか全く問題ないような気がしてきました。ラムソンくんも呆然としますよね。
アイスバーグ子爵は「学院で錬金魔法を修めた正規の薬師」という事で「辺境の薬師」のリーナを見下していましたが、ラムソン君の言葉が正しいとすると実際の能力は…。
断章によるとご典医となっている人物は政治にかかわらず真摯に働いているそうですが、彼や人事の方達が彼女の実力と「やらかし」を見た時の反応が気になります。
アコナ 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
さて、リーナの状況ですが、本当に力の無い、単なる辺境の薬師さんならば、一日持たないでしょうね。 それほどの、やられっぷりです。 ブラックです。 本当にブラックです。 ラムソン君は、奴隷だから逃げられないので、居ますけれども、新しくここに来る人は、ほんとに無茶振りな職場です。
ご指摘の通り、リーナにとっては、何てことない、むしろ監視の目が無い方がやりやすい? な、感じですので、人事の上司がリーナの所在に気が付くまでは、好き放題するんでしょうね。 クックックック(笑
リーナのやらかしを、お楽しみに!
楽しんで頂けれると幸いです。
龍槍 椀 拝
とりあえず。
アイスバーグ子爵とラムソン・・・、この二人がリーナの非常識に振り回される最初の犠牲者なんですね( ^_^)。
春 剋冬 様
コメントありがとうございます!!
最初の犠牲者、決定です!! この章では、リーナさん、結構怒りますから、その標的になるのでしょうか?
フフフフ、お楽しみに!
龍槍 椀 拝
はい、大公さまガッカリ~(笑)
本当にエスカリーナだったら街を呑気にウロウロなんてしないだろ。
薬師リーナをハブって招待とかふざけんな。
四人で来たのも今日面会の約束もあるんだから一緒に呼べっての。
そんなんだからエスカリーナに逃げられるんだ!
ミレニアム坊ちゃんも成長してないようだし。
ぽるくす 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
ドワイアル大公様…… まぁ、ダクレール領でエスカリーナの死亡を示唆されておりましたから、” エスカリーナを王都で見た ” との報告には飛びついたでしょうね。 四人でダクレール領からきているのは知っているけれども!
ドワイアル大公一家は、エスカリーナの消息をとても気にしております。 ええ、とても。
勇み足とか、憔悴とかいろんな感情が先走っておりますね。
大事な大事なお姫様ですから。
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
更新楽しく拝見しております。
大公との対面がなるかと思ったら、先送りになったのが少し残念でした。まあ、「そっくりさん」の存在は陰謀に使われる危険も多々あるから、確認と確保は叔父としても、諜報を司る立場としても重要なのはやむを得ないと思います。
考えてみればエカリーナ嬢にとっても大公との対面は損にはならないと思います。境遇(ダグレール男爵を陥れた詐欺集団の被害者)を知れば大公も悪いようにはしないでしょうし、彼女を利用しようとする輩も大公の後ろ盾があれば断念する可能性が高くなりますしね。そういえば、彼女の実家やダグレール男爵を騙した詐欺集団はまだ健在なのでしょうか?南の守りを担うダグレール男爵を陥れるのならやはり大きな後ろ盾があったのでしょうか。
ミレニアム君と対面(実は再会ですが)しポーションを手土産として渡しましたが…自分の作ったポーションが本領でどのくらいの評価を受けるか自覚してないような気がしました。南の地ではおばばという師匠がいたので忘れがちですが、実力のほどを客観的に見るという意味では王宮薬師院もそれなりに意味はありそうです。
手渡したポーションが使われる事があるのか、あったとして誰に使われるのか気になります。これからも更新楽しみにしております。
アコナ 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
ドワイアル大公とのすれ違いは、まぁ、彼が影の人達を動員して、エスカリーナの行方を追っている為に起こりました。 辺境の薬師に対しては、ダクレール領で多くの話をダクレール男爵や、アレンティア辺境侯爵によく聞いていたからですね。 王都で三人で観光していたため、彼は三人を呼んだ見たいです。
影からの報告で、リーナも一緒に来ているのは知っておりましたが、エスカリーナかもしれない女性が、王都に居るという情報で、ちょっと焦ったようですね。
すれ違いは、リーナにとっては、ホッと胸をなでおろす出来事ですが、ポエット奥様、アンネテーナお嬢様にとっては、機会の喪失でした。 ちょっと、また、リーナとの出会いが遅れたようです。
ミレニアム君、まだまだしこりを残しているようですね。 本来なら、自分も応接室にて、エカリーナを見たかったと思いますが、合わせる顔が無いと今回は、ドワイアル大公の名代として、リーナに合うことになりました。 でもねぇ…… 心は応接室に飛んでおりますからねぇ~
手渡された、ポーションについては、後程ドワイアル大公様に手渡されるでしょう。
そのポーションはきっと解析に回され…… まぁ、リーナへの注目度が高くなるのでしょうね。
楽しんでいただければ幸いです。
龍槍 椀 拝
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