奪われた香りは、私のものです ~王家御用達の調香師見習いは、追われた辺境で自分の工房を持つことにした~
王家に献上された香を作ったのは、見習い調香師のセレナだった。けれど発表の場で作者の名を呼ばれたのは、義姉のミレイユ。抗議したセレナは工房を追われ、調香師の資格まで奪われる。
たどり着いた辺境の交易都市で、彼女は嗅覚を失った領主代行と出会う。香りの真贋を見抜けない男と、香りしか持たない女。取引から始まった関係は、やがて街の勢力図を塗り替えていく。
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