君を追いかけて。

いつからか人間嫌いになってしまった少女、芽依が出会った

人の心が読み取れる優しい少年、

「君は、美しいよ」

ねぇ、知ってるんでしょう…?

私はこんなにも汚い。

「世界は綺麗だよ。顔をあげれば
汚いものなんかなに一つない。」

顔を上げて、空を見上げる

君の横顔が切なくて
綺麗だった。

霞んで見えた私の世界に
君だけは、綺麗に見えたのを
私は忘れない

あの夏のことは。絶対に
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