妹の愛が重すぎる。――と思っていたら、全員重かった。
俺には妹がいる。
名前は七瀬ルナ。
品行方正、才色兼備、成績優秀、文武両道。
学校では先生からも生徒からも信頼される、誰もが認める優等生だ。
そして何より――とても兄想いの、俺にはもったいないくらい良い妹だと思う。
朝になれば、俺がちゃんと起きられるように部屋まで様子を見に来てくれる。
帰宅が少し遅くなれば、何度も連絡をくれる。
俺が誰と話していたのか。
今日はどこへ行ったのか。
何時に帰ってくるのか。
予定を細かく聞いてくるのだって、きっと俺のことが心配だからだ。
スマホを見ながら、
「この女の人、誰?」と聞いてくることもある。
でも、それも兄を心配する妹なら普通だろう。
……普通、だよな?
両親が海外へ行っている今、家には俺とルナの二人きり。
食事をして。くだらない話をして。
時々、やけに距離の近い妹に困りながら。
それでも俺は、こんな穏やかな毎日がずっと続けばいいと思っていた。
「お兄ちゃんのことなら、ルナが全部知ってるよ?」
そんなことを言われても。俺はただ、
――本当に俺のことを大切にしてくれてるんだな。
そう思うだけだった。
だから。
部屋に置いた覚えのないものが増えていても。
知らないはずの予定をルナが知っていても。
スマホから誰かの連絡先が消えていても。
俺は深く考えなかった。
だって。ルナは、俺の大切な妹だから。
「お兄ちゃんは、ルナだけのものだよ?」
少し愛が重いくらい。
それだけなら、きっと可愛い妹の範囲内だ。
――たぶん。
_____________________________________________
兄のことが大好きすぎる妹と、
その異常な愛情をまるで疑わない天然な兄。
甘くて、騒がしくて、どこかがおかしい。
ヤンデレ妹×鈍感兄から始まる、ラブコメ時々ホラー。
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俺が誰と話していたのか。
今日はどこへ行ったのか。
何時に帰ってくるのか。
予定を細かく聞いてくるのだって、きっと俺のことが心配だからだ。
スマホを見ながら、
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でも、それも兄を心配する妹なら普通だろう。
……普通、だよな?
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時々、やけに距離の近い妹に困りながら。
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「お兄ちゃんのことなら、ルナが全部知ってるよ?」
そんなことを言われても。俺はただ、
――本当に俺のことを大切にしてくれてるんだな。
そう思うだけだった。
だから。
部屋に置いた覚えのないものが増えていても。
知らないはずの予定をルナが知っていても。
スマホから誰かの連絡先が消えていても。
俺は深く考えなかった。
だって。ルナは、俺の大切な妹だから。
「お兄ちゃんは、ルナだけのものだよ?」
少し愛が重いくらい。
それだけなら、きっと可愛い妹の範囲内だ。
――たぶん。
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