「お産の手伝いなど下女の仕事だ」と追放された産婆令嬢、公爵夫人の難産を、誰も取り上げられなかった

産婆の技を「まやかし」と蔑んだ宮廷医師に婚約を破棄され、王都を追われたフィリーネ。

山あいの町で医師カールと出会い、産婆不在の地で母子の命を守り始める。

やがて王都では逆子の分娩に失敗した元婚約者が信頼を失い、若い女性医師マルガレーテが自らの意志でフィリーネを訪ねてくる。

三日間の実技指導で産婆術を託されたマルガレーテは王都に戻り、その報告が医学院を動かす。

産婆術は正式な医療技術と認定され、元婚約者は資格を剥奪された。

命を迎える手は、静かな町で今日も温かい。
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