鉛の柩に眠る彼
宵闇の国の王女・ドルチェは運命の番が見つからず焦っていたところ、魔法の鏡に導かれ朽ちた塔の柩に辿り着く。生まれ変わっても離れられない運命の鎖で繋がれた番は絶世の美男ではあるもののドルチェの好みとはかけ離れた騒がしい婬魔だった。
「今更離れられるわけないでしょ。諦めなよ、番様」
微笑まれるだけで思考停止してしまうブランに振り回されるドルチェの生活が始まった。
「今更離れられるわけないでしょ。諦めなよ、番様」
微笑まれるだけで思考停止してしまうブランに振り回されるドルチェの生活が始まった。