六影相剋――目覚めたら荒野だった記憶喪失の剣士は、六大勢力の争いの中で世界の歪みと向き合う
江湖――
義と力こそが正義とされる世界。
目覚めたとき、少年は荒野に立っていた。
名前も、過去も、自分がここにいる理由すら思い出せない。
無口で感情の乏しい少年。
腰に残っていたのは一本の細剣と、使い古された符袋だけ。
生き延びるために剣を抜いたその夜、
少年は策士で皮肉屋の情報屋・燕秋と出会う。
そして気づいてしまう――
**自分の剣は、明らかに「素人のものではない」**と。
剣を振るう理由も、信じる義も分からないまま、
少年――白黎は江湖を歩き始める。
やがて彼は知ることになる。
この世界には、秩序を掲げる義、
救済を疑わない義、
即断で断罪する義、
そして――
奪われた者たちが選び取った、力としての義が存在することを。
それぞれの義は正しく、
だからこそ、互いに譲れない。
六つの義が衝突するとき、
白黎の剣は、否応なくその中心へと引き寄せられていく。
――自分は何者なのか。
――この剣は、誰の義のために振るわれるのか。
記憶を失った剣士が、
義と力が拮抗する江湖で
「選び続けること」そのものを問う物語。
*小説家になろう様・カクヨム様にもこの作品は投稿しております
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