私は平穏に生きたいだけなのに――現実と異世界の二重生活は、想像の斜め上へ
円城まどか。
彼女は、都内有数のセレブが通う名門小中高一貫校――聖マグノリア学園の高校二年生。
まどかには、生まれた時から抱えてきた秘密が二つある。
一つ目は、夜に眠りへ落ちるたび、意識が異世界《サークル・オブ・ステラ》へ移ること。
そこで彼女は、下級貴族の娘・ターシャとして、もうひとつの人生を歩んでいる。
二重生活のせいで、まどかの常識は少しずつ周囲とずれていった。
危機感、優先順位、時間感覚、距離感――。
その結果、どちらの世界でも基本はぼっち。
けれど彼女には、この二重生活を支える協力者がいる。
日本には、彼女の秘密を知る謎多き学園理事長。
異世界には、いつも騒がしい使役獣四体。
彼らは、まどかの秘密を守り、二重生活をサポートしてくれている。
そして二つ目の秘密は――
ゲートを通して現れる、サークル・オブ・ステラの魔物を退治していること。
ハードなはずの人生。
けれどまどかは、この二重生活を心から楽しんでいる。
平穏に続けられるなら、それでいい。
――だがある日、侵食の異変が拡大する。
日本と異世界、両方で同時に。
しかもその歪みは、偶然とは思えないほど、まどか自身の縁に引き寄せられていく。
これは、平穏な二重生活を守るため、七転八倒しながらも立ち向かう少女の、コメディ多め、時々ガチな二重生活ファンタジー。
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