忘れられた死神の契約者
二百年前、 炎神イグニス 地神ガイアス 雷神ヴォルグ によって滅亡の危機に瀕した。 大地は裂け、都市は炎に焼かれ、無数の命が失われた。 そして神々を封印し世界を救ったのは、歴史に名を残す英雄たち。 誰もがそう信じている。 だが、それは偽りの歴史だった。 本当に神々を封印したのは、一人の死神―― アザリエル。 しかし彼は世界を救った代償として、その存在ごと歴史から消されてしまう。 誰にも知られず。 誰にも語られず。 まるで最初から存在しなかったかのように。 そして現在。 辺境の村で暮らす十五歳の少年、 レイン・クロウ。 ある夜、神々の復活を目論む組織『神聖団』によって村は襲撃される。 風魔法使いの父は命を懸けて戦い、 母はレインを逃がすために犠牲となった。 すべてを失ったレインの前に現れたのは、 歴史から忘れ去られた死神アザリエルだった。 「契約しろ。お前に私の力を託そう」 死神との契約によって目覚める力。 胸に刻まれた黒き紋章。 そして、歴史の裏に隠された真実。 神聖団は封印された三神の復活を進めていた。 再び世界は終焉へ向かおうとしている。 家族の仇を討つため。 世界を救うため。
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