【恋愛短編】ブレイブはクソゲーじゃない

子供の頃、母ちゃんから買ってもらったゲーム「ブレイブ・マスタ・ソード」。父親のいない僕の家では、母ちゃんは働きづめだった。だから、ゲームを買うなんて随分無理をさせたと思う。

吟味して選んで買ってもらったはずなのに、ゲームの内容は難しすぎて、小学生の僕にはクソゲーだった。大人になり、「ブレイブ」を作ったゲーム会社に就職する。二個上の無邪気な先輩国崎さんに日々翻弄されながらも、「ブレイブ」が二人を近づけていく。

そんな、不器用な大人になりたての二人の恋愛物語です。
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