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第四章 学園に行くケモナー
杖の所有者
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じっと見つめる瞳からは何も感情を読み取ることはできない。
ただ事実をいっただけとでもいうのだろう。
何が一番大事かを考えれば、杖は重要ではない。
一番はケルンの安全だ。
ならば渡すべきか。
それも良い案ともいえない。直感なのだが、この杖はケルンにしか扱えない。他の人の手に渡すべきではないだろう。
やたらと動くしな。それに未完成なんだ。途中で投げ出すのは気に入らない。
しかし、ケルンはどうしようかと悩んでいる。杖によって自分の周囲に迷惑がかかるのではないかと思っているのだ。
そんな風に思案していると、先生はさっきまでの雰囲気が嘘のように、晴れやかな笑顔で言葉を続ける。
不安気なケルンには、甘い毒のような言葉を吐くのは、わかっていた。
「だからね、新しい杖を用意してみない?霊木の中でも高品質な物を用意してあげるわよ?」
先生の提案は悪くないだろう。
ケルンに思考の結果を渡して先生に伝えようと口を開いた。
「はーい、そこらで、止めようか」
ケルンが口を開くと同時に慣れ親しんだ声が聞こえた。
ドン!と、机を叩きつけて、サーシャル先生の言葉を遮ったのは、ナザドだ。
部屋の扉を開ける音がしなかったのだけど、いつから、どうやって、ここに入ったんだろう。
「ナザド…先生?」
「はい、坊っちゃま。貴方の杖ですよ!」
一応、ケルンとしては生徒と教師という体裁をしようと思ったのに、ナザドはお構い無しだ。
貴方の杖。もっと小さい頃に、ナザドはそういって、ケルンに杖を捧げるとかもいっていたな。
「はぁー…ナザド君?今ね、大事な話をしているのよ?横からでしゃばら」
「黙れよ、杖と研究しか興味がない癖に、坊っちゃまを心配しているように見せかけるなよ。殺すぞ」
不機嫌なサーシャル先生よりも、ナザドは、さらに不機嫌…もっといえば、いつもは、目だけ笑っていないような笑顔をするのに、その笑顔すら捨てて、無表情になっている。
「お前は知らないだろう。いいか?坊っちゃまに危険がある?あるわけないだろ?」
いい切るなり、いつものナザドらしい笑顔を張り付ける。
ケルンの前だと、目も笑った本当の笑顔になるだけど、この笑顔をする時は、かなり怒っている証拠だ。
「学園では、僕が坊っちゃまを守るんだよ?…ああ、身辺はミルデイとかいう執事見習い君が守っているようだったね」
忌々しい… ちっ。
小さくハイライトのない瞳でいうなよ。あと舌打ちはよくないぞ。
ミルデイも家族なんだからな!
ナザドを叱ってやろうと、ナザドを見れば、夢心地の表情を浮かべていた。この状態は…いつもの流れだな。
「それに、学園を卒業されたら、この僕と、あの兄さんが坊っちゃまの側にいるんだよ?有象無象ごときが坊ちゃまを傷付ける前に、始末してやるよ。で?何が危険なのか…教えてくれる?」
鼻で笑うナザドを、遠い目をして見てしまうのは、仕方ないだろう。大人がするようなことじゃない。勘弁してくれよ。
サーシャル先生も、負けず劣らず、子供なのか、机を叩いて、反撃している。
「これだから!ナザド君!君のその狂信者みたいな考えは、ケルン君の成長を阻害すると思わないの!?」
「そう?ほら、僕がぐちゃぐちゃに曲がっていても、坊っちゃまがまっすぐ、自分の道を歩まれるのなら、まったく問題ないんだけど?」
「だから!その考えがおかしいのよ!…いいわ。貴方の態度も含めて、先生に報告させてもらいますから!学長にも頼んでケルン君の指導は私がするわ!」
「はぁ?…ねぇ、今の話、本当?旦那様に報告して、何?僕の代わりに、坊っちゃまの指導をする?」
サーシャル先生が、ナザドとケルンのことで、揉めていたとは、知らなかった。
それに、言葉から察するに…父様の教え子だったのか。
昔、父様と母様が少しだけサイジャルで教えたことがあるとは、聞いていたんだけど、まさか教え子が先生になっていたとは…父様も教えてくれたらよかったのになー。
今度、帰ったら、父様にちゃんと話をしないとな!
あと、学長先生に迷惑はかけたくないかなぁ。
なんて現実逃避しているのは、ナザドとサーシャル先生の会話を聞いたからだ。
サーシャル先生は、ナザドの地雷を踏んだのだ。
ケルン。ナザドをなんとかしとけ!
「な、なんとか?んと、ナ、ナザド先生…落ち着いて?ね?」
先手を打って声をかけるのだが、ぶつぶつと呟くナザドには聞こえていない。手遅れだったか。
「僕が僕が僕が!坊っちゃまの先生になるのに、どれだけ努力したと?信じれないほど、愚かな奴等を指導してきたのに?全部、坊っちゃまの為なんだよ?知ってる?坊っちゃまが、どれだけお優しいか?わかってる?僕の生きる意味を教えてくれたのは、坊っちゃまなんだよ?坊ちゃまがいなかったら、僕はヒトじゃなくなるんだよ?坊ちゃまは、僕の神様なんだよ?その坊っちゃまの為に頑張ったのに?…僕と坊ちゃまを離す?…お前ごときが?」
誰も口をはさめないほどマシンガンで話しているが、瞳がどんどん暗くなっている。そしていい切ると、杖を抜こうと、懐に手を伸ばした。
「邪魔するなら…この場で…」
ちりっと、空気が乾いていくのがわかる。そのうえ、ナザドの影がどんどん広がっていく。対するサーシャル先生も、杖をナザドにむけている。
くそ!こうなる前に、止めればよかった!ケルンどんなことをしてでもナザドを止めろ!フォローはなんでもしていい!
「うん!こら!ナザド!めっ!嫌いになるよ!」
「ぼ、坊ちゃま…!」
そういうと、ナザドは、ぺたんと座り込んで、この世の絶望を見たような…まぁ、顔面蒼白どころか、今すぐに死にそうな顔をしている。
「も、申し訳ありません!お、お許し!お許しください!」
がたがたと震えだして、ケルンにすがりつく。顔面はすでに泣き顔…泣きすぎて崩壊してるし、えづくほど泣き出している。
ただ、軽く叱っただけで、これなら、本当に叱りつけたら、叱っている途中で死ぬんじゃないかな。
フォローしないといけないんだけど…見た目は若く見えても…いい歳なんだけどな…ナザド。
ほら、落ち着いたみたいだし、励ましてやれ。
「反省した?」
「反省しました!ですから、嫌いにならないでください!坊ちゃまに不要といわれたら、生きていけません!」
これで何度目かわからないほどやらかしているが、同じことは少なくてもケルンの前ではやっていないし…これさえなければいいやつなんだけどな。
「僕の先生は、ナザド!他の人は嫌だから自信持って!それに、嫌いになってないからね!あと、うちの家訓!みんな仲良く!わかった?」
「はい!坊っちゃま!」
おかしいな。尻尾ないはずなのにふってる幻覚がみえる。
ケルンがよしよしと頭をなでてる姿がまんま大型犬に絡まれる子供なんだよな。
こんな風になる前のナザドがみたらどう思うんだろうな。むしろなんでこうまでケルンを大事に思うようになったんだろうか。
ハイライトが戻ったら、安心ではある。あとは、ナザドの豹変に呆れて固まっているサーシャル先生にもいわないと。
ほら、ケルン。きちんといっておけ。
「はーい。あのね、サーシャル先生。僕を心配してくれて、いってくれたのは、わかっています。でも、僕は自分で作ったこの杖が大切です!…それが危なくても…僕は一人ではないので、心配しないでください!だから、この杖は渡しません!ごめんなさい!」
先生は、本当に杖が欲しくて脅していたわけではない。そういった脅しは、ポルティの街で出会った三人組から受けて知っていたのだ。
サーシャル先生は、ケルンを守ろうとして、あえて、悪役をしようとしていたのだ。
「ばれていましたか…流石は先生の息子さんです。ですが、先程いったことは、本当です。充分注意してください」
苦笑しつつ、先生は、頭を下げた。この話はこれで決着がついた。
だというのに、ナザドは、サーシャル先生にまた口喧嘩を仕掛けて、先生もそれに乗っかっている、
仲の悪い二人を見つつ、思考をせねばならない。
建国貴族であること、杖のこと。そして、エフデであること。問題がどんどん増えていくが、まぁ、何とかなるだろう。
一人ではない。家族や友人がいるのだから、乗り越えることはできるはずだ。
とりあえず、明日の魔法の授業と講義、それから他の授業も見学しないと。
杖をしまいつつ、思ったことは二人には話せなかった。
やっぱり、杖が脈を打ってる…ような…わけないな!
葉っぱがちらちら挨拶してしまわれていったけど。勘違いだ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一時間後にもう一話更新します。
ただ事実をいっただけとでもいうのだろう。
何が一番大事かを考えれば、杖は重要ではない。
一番はケルンの安全だ。
ならば渡すべきか。
それも良い案ともいえない。直感なのだが、この杖はケルンにしか扱えない。他の人の手に渡すべきではないだろう。
やたらと動くしな。それに未完成なんだ。途中で投げ出すのは気に入らない。
しかし、ケルンはどうしようかと悩んでいる。杖によって自分の周囲に迷惑がかかるのではないかと思っているのだ。
そんな風に思案していると、先生はさっきまでの雰囲気が嘘のように、晴れやかな笑顔で言葉を続ける。
不安気なケルンには、甘い毒のような言葉を吐くのは、わかっていた。
「だからね、新しい杖を用意してみない?霊木の中でも高品質な物を用意してあげるわよ?」
先生の提案は悪くないだろう。
ケルンに思考の結果を渡して先生に伝えようと口を開いた。
「はーい、そこらで、止めようか」
ケルンが口を開くと同時に慣れ親しんだ声が聞こえた。
ドン!と、机を叩きつけて、サーシャル先生の言葉を遮ったのは、ナザドだ。
部屋の扉を開ける音がしなかったのだけど、いつから、どうやって、ここに入ったんだろう。
「ナザド…先生?」
「はい、坊っちゃま。貴方の杖ですよ!」
一応、ケルンとしては生徒と教師という体裁をしようと思ったのに、ナザドはお構い無しだ。
貴方の杖。もっと小さい頃に、ナザドはそういって、ケルンに杖を捧げるとかもいっていたな。
「はぁー…ナザド君?今ね、大事な話をしているのよ?横からでしゃばら」
「黙れよ、杖と研究しか興味がない癖に、坊っちゃまを心配しているように見せかけるなよ。殺すぞ」
不機嫌なサーシャル先生よりも、ナザドは、さらに不機嫌…もっといえば、いつもは、目だけ笑っていないような笑顔をするのに、その笑顔すら捨てて、無表情になっている。
「お前は知らないだろう。いいか?坊っちゃまに危険がある?あるわけないだろ?」
いい切るなり、いつものナザドらしい笑顔を張り付ける。
ケルンの前だと、目も笑った本当の笑顔になるだけど、この笑顔をする時は、かなり怒っている証拠だ。
「学園では、僕が坊っちゃまを守るんだよ?…ああ、身辺はミルデイとかいう執事見習い君が守っているようだったね」
忌々しい… ちっ。
小さくハイライトのない瞳でいうなよ。あと舌打ちはよくないぞ。
ミルデイも家族なんだからな!
ナザドを叱ってやろうと、ナザドを見れば、夢心地の表情を浮かべていた。この状態は…いつもの流れだな。
「それに、学園を卒業されたら、この僕と、あの兄さんが坊っちゃまの側にいるんだよ?有象無象ごときが坊ちゃまを傷付ける前に、始末してやるよ。で?何が危険なのか…教えてくれる?」
鼻で笑うナザドを、遠い目をして見てしまうのは、仕方ないだろう。大人がするようなことじゃない。勘弁してくれよ。
サーシャル先生も、負けず劣らず、子供なのか、机を叩いて、反撃している。
「これだから!ナザド君!君のその狂信者みたいな考えは、ケルン君の成長を阻害すると思わないの!?」
「そう?ほら、僕がぐちゃぐちゃに曲がっていても、坊っちゃまがまっすぐ、自分の道を歩まれるのなら、まったく問題ないんだけど?」
「だから!その考えがおかしいのよ!…いいわ。貴方の態度も含めて、先生に報告させてもらいますから!学長にも頼んでケルン君の指導は私がするわ!」
「はぁ?…ねぇ、今の話、本当?旦那様に報告して、何?僕の代わりに、坊っちゃまの指導をする?」
サーシャル先生が、ナザドとケルンのことで、揉めていたとは、知らなかった。
それに、言葉から察するに…父様の教え子だったのか。
昔、父様と母様が少しだけサイジャルで教えたことがあるとは、聞いていたんだけど、まさか教え子が先生になっていたとは…父様も教えてくれたらよかったのになー。
今度、帰ったら、父様にちゃんと話をしないとな!
あと、学長先生に迷惑はかけたくないかなぁ。
なんて現実逃避しているのは、ナザドとサーシャル先生の会話を聞いたからだ。
サーシャル先生は、ナザドの地雷を踏んだのだ。
ケルン。ナザドをなんとかしとけ!
「な、なんとか?んと、ナ、ナザド先生…落ち着いて?ね?」
先手を打って声をかけるのだが、ぶつぶつと呟くナザドには聞こえていない。手遅れだったか。
「僕が僕が僕が!坊っちゃまの先生になるのに、どれだけ努力したと?信じれないほど、愚かな奴等を指導してきたのに?全部、坊っちゃまの為なんだよ?知ってる?坊っちゃまが、どれだけお優しいか?わかってる?僕の生きる意味を教えてくれたのは、坊っちゃまなんだよ?坊ちゃまがいなかったら、僕はヒトじゃなくなるんだよ?坊ちゃまは、僕の神様なんだよ?その坊っちゃまの為に頑張ったのに?…僕と坊ちゃまを離す?…お前ごときが?」
誰も口をはさめないほどマシンガンで話しているが、瞳がどんどん暗くなっている。そしていい切ると、杖を抜こうと、懐に手を伸ばした。
「邪魔するなら…この場で…」
ちりっと、空気が乾いていくのがわかる。そのうえ、ナザドの影がどんどん広がっていく。対するサーシャル先生も、杖をナザドにむけている。
くそ!こうなる前に、止めればよかった!ケルンどんなことをしてでもナザドを止めろ!フォローはなんでもしていい!
「うん!こら!ナザド!めっ!嫌いになるよ!」
「ぼ、坊ちゃま…!」
そういうと、ナザドは、ぺたんと座り込んで、この世の絶望を見たような…まぁ、顔面蒼白どころか、今すぐに死にそうな顔をしている。
「も、申し訳ありません!お、お許し!お許しください!」
がたがたと震えだして、ケルンにすがりつく。顔面はすでに泣き顔…泣きすぎて崩壊してるし、えづくほど泣き出している。
ただ、軽く叱っただけで、これなら、本当に叱りつけたら、叱っている途中で死ぬんじゃないかな。
フォローしないといけないんだけど…見た目は若く見えても…いい歳なんだけどな…ナザド。
ほら、落ち着いたみたいだし、励ましてやれ。
「反省した?」
「反省しました!ですから、嫌いにならないでください!坊ちゃまに不要といわれたら、生きていけません!」
これで何度目かわからないほどやらかしているが、同じことは少なくてもケルンの前ではやっていないし…これさえなければいいやつなんだけどな。
「僕の先生は、ナザド!他の人は嫌だから自信持って!それに、嫌いになってないからね!あと、うちの家訓!みんな仲良く!わかった?」
「はい!坊っちゃま!」
おかしいな。尻尾ないはずなのにふってる幻覚がみえる。
ケルンがよしよしと頭をなでてる姿がまんま大型犬に絡まれる子供なんだよな。
こんな風になる前のナザドがみたらどう思うんだろうな。むしろなんでこうまでケルンを大事に思うようになったんだろうか。
ハイライトが戻ったら、安心ではある。あとは、ナザドの豹変に呆れて固まっているサーシャル先生にもいわないと。
ほら、ケルン。きちんといっておけ。
「はーい。あのね、サーシャル先生。僕を心配してくれて、いってくれたのは、わかっています。でも、僕は自分で作ったこの杖が大切です!…それが危なくても…僕は一人ではないので、心配しないでください!だから、この杖は渡しません!ごめんなさい!」
先生は、本当に杖が欲しくて脅していたわけではない。そういった脅しは、ポルティの街で出会った三人組から受けて知っていたのだ。
サーシャル先生は、ケルンを守ろうとして、あえて、悪役をしようとしていたのだ。
「ばれていましたか…流石は先生の息子さんです。ですが、先程いったことは、本当です。充分注意してください」
苦笑しつつ、先生は、頭を下げた。この話はこれで決着がついた。
だというのに、ナザドは、サーシャル先生にまた口喧嘩を仕掛けて、先生もそれに乗っかっている、
仲の悪い二人を見つつ、思考をせねばならない。
建国貴族であること、杖のこと。そして、エフデであること。問題がどんどん増えていくが、まぁ、何とかなるだろう。
一人ではない。家族や友人がいるのだから、乗り越えることはできるはずだ。
とりあえず、明日の魔法の授業と講義、それから他の授業も見学しないと。
杖をしまいつつ、思ったことは二人には話せなかった。
やっぱり、杖が脈を打ってる…ような…わけないな!
葉っぱがちらちら挨拶してしまわれていったけど。勘違いだ!
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一時間後にもう一話更新します。
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