【R18】氷の世界で君への愛が生きる全てなのだと…

 百年以上続く小氷期、それに伴って世界中に広がった戦乱――。
 それ以前とは180度変わった世界では人々には格付けが当たり前とされ、少ない食糧は選ばれた特権階級だけのものとなった。
 そんな過酷な世界で信じられるのはアイツただ一人だけ。

 この新しい世界において人権というものが存在しない下町、『忘却都市』で育った2人。
 上司でもある『エイデン 樹』と2歳年下の部下となった幼馴染の『フィークス 亮』。
 ともに憧れの軍人となったが入ってみればそこに救いはなく、敗北の血脈のせいで迫害を受けることが日常に。
 翌日には亮にとって初めての戦争を控え、二人きりになれば精神的に不安定な亮。
 戦争を終えても生きているかも分からない事を知る樹はどこかイライラとしてソワソワとする。
 伝えなければ――っ!

「亮、好きなんだ!」

★以前書いていた『忘却都市 ~君との愛に溺れたい~』の改稿となりますが同じではありません。
※一部、差別的表現を含みます。
※残酷描写あります。
【とりあえず第一部・完】
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