赤獣の女王
その女王とは、天国、あるいは地獄を数字によって治める、赤獣の母である。
地上に天国を創造する事で、あらゆる霊をそこに住まわせようと試みる教会があった。それこそが、赤獣(せきじゅう)の女王である。水の身体を持った悪霊、水精霊を退治するために、太陽の輝きを宿した剣を振るう騎士の集団である。そんな時代錯誤な教会に所属する騎士の青年、ノノバラは、長らく守護霊に取り憑かれていた。幼い自らの育ての母となってくれたが、ある日突然不可解な死を遂げた少女、カノンの守護霊である。誰しもが現実ばかりを見据えて生きるようになった現代、ノノバラは、亡きカノンに天国で生き続けてもらうべく、これまで空想と思われていた天国を実現させようと奮闘する。
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