「お姉様だけズルい」が口癖の妹の可愛いワガママ
「お姉様だけズルい」
それがメリッサの口癖だった。口を開けばズルいズルい。ケーキが食べたい。ドレスが欲しい。アクセサリーが欲しい。魔法の言葉を口にすればなんでも手に入ると思っていた。実際、両親は末っ子のメリッサには甘かった。私もそう。五つ年下の妹が可愛くてたまらなかった。お兄様の溺愛は凄いもので、私は可哀想な子だと誤解されることもしばしば。でも実際は違うのだからと目を背けてきた。
けれど十五歳の頃、転機が訪れる。婚約者のジャック王子が私を家に送ってくれた時、メリッサは例の言葉を口にした。だがメリッサのズルいが向けられたのは予想外のもので......。
それがメリッサの口癖だった。口を開けばズルいズルい。ケーキが食べたい。ドレスが欲しい。アクセサリーが欲しい。魔法の言葉を口にすればなんでも手に入ると思っていた。実際、両親は末っ子のメリッサには甘かった。私もそう。五つ年下の妹が可愛くてたまらなかった。お兄様の溺愛は凄いもので、私は可哀想な子だと誤解されることもしばしば。でも実際は違うのだからと目を背けてきた。
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