止まぬ風-止むに止まれぬ想い-

 私は日ノ本最強の侍になる。

 嘉永4年に薩摩の地に生まれた私。

 示現流名門の剣道場が、私の家だった。

 私には剣の才があることがわかると、幼い頃から剣術を叩き込まれた。

 道場の手練れを負かすようになった私は、舞い上がった態度を取るようになった。

 ある日、道場に塚原卜伝を名乗る剣客に、指南を受けることになる。

『井の中の蛙 大海を知らず』

 と、一方的に叩きのめされた。

 私はとても悔しかった。
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