不天退帰

 理が違えば間違いか?それは結局、人の視点でしかない。時代が変われば、正しさは変わる。

 人間は攻撃する際、正義を振りかざす。しかしその正義は、単なる暴悪ではないのか?

「人を殺せば悪か?しかし君は、どれだけの命を食べた。神は思う、些事であると。人間が殺す蚊や蟻と、人間の命の重みは変わらん」

 人間の命なぞ、軽いのだ。

 強き者が正しい。それが支配者というもの。

 人間を平等に助ける?何故、助けねばならん。神はなにもしない、人間の言葉を借りれば、我々は単なる隣人なのだから。

「私は待っているぞ。お前がくるのを」
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