あなたの声を聴かせて〜私の前でだけ無口な婚約者〜
会うたびに話すのは私ばかり。
婚約者のセヴェリン様は、短い相槌を返すだけで、私と会話を楽しんでいるようには見えない。
嫌われているのかもしれない。
そう思うのに、用意されるお茶もお菓子も、贈られる花も、なぜかいつも私の好みばかり。
嫌われているのか、好かれているのか——私は彼の本心が分からない。
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