侯爵令嬢と女騎士の姉妹調教譚〜命令と快楽に溺れて

 政略結婚──それが、すべての始まりだった。

 侯爵家の令嬢セリーヌ=ド・ヴァランティーヌは、財閥家門との婚約を一方的に破棄した“その代償”として、ルシアン=モントレフォールによって報復として誘拐された。

 連れて行かれた先は、《ドミエンヌの館》。
 命令と羞恥、快楽と誓約によって、身も心も“器”へと鍛え上げられる、倒錯の調教施設──。

 淫具、誓約、快楽の制御。
 貴族としての誇りを刻まれてきた少女は、やがて“命じられる悦び”に目覚めていく。

 一方、王軍に属する姉・ジャンヌは、《ドミエンヌ》の真相を知りながらも、自らの意志で、その門をくぐる。
 妹を救うためではない。正義のためでもない。
 己の中に眠る“支配されたい衝動”を確かめるために──。

 そしてその背景では、国家を揺るがす階級闘争が密かに進行していた。
 魔道具の力を貴族が独占する旧体制に対し、ルシアンはそれを庶民に解放し、市民社会の基盤を築こうとする変革者。

 支配の美学と倒錯の快楽、命令と悦楽。

 その渦の中で、姉妹は“隷属”という名の自由を選び取る。
 ──これは、羞恥と悦びの果てに、令嬢と女騎士の姉妹が辿り着いた「悦びのかたち」の物語。
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