王太子が蛮族の娘との婚約破棄を叫んだら王国が滅んだ
エリシア王国の王太子ジハールと南のドート族の族長の娘パルラとの婚約は南の蛮族政策に悩むエリシア王国の政略によるものだった。
しかし、王太子ジハールが王立学園の卒業パーティーでパルラに婚約破棄を宣言する。
代わりに婚約する相手は東の大国、サラジート皇国のシャナ皇女だという。
エリシア王国の宮殿暮らしにうんざりしていたパルラは嬉々として婚約破棄を受け入れたが、パルラとジハールの婚約は「ドート族の血の誓い」で結ばれていた。
血の誓いの反故は死で償わなければならないのがドート族の掟だ。
よって、ドート族の流儀に従い、卒業パーティーを終えて意気揚々と馬車の乗り場に向かう為に王立学園の敷地を移動中の王太子ジハールとシャナ皇女は毒矢で狙撃される事態となったのである。
矢じりに塗られた毒が特別だった為に、シャナ皇女は苦しんだ後、5日後に死亡。
王太子ジハールは毒に苦しみながらも一命こそ取り留めたものの、毒の後遺症で化け物じみた容姿に変形していた。
それだけではなく、血の誓いを反故にされてメンツを潰されたドート族はエリシア王国の南国境で略奪を再開し、シャナ皇女を暗殺されて怒った東の大国、サラジート皇国がエリシア王国に宣戦布告を宣言して兵を進めるのだった。
こうしてエリシア王国は戦乱に巻き込まれ・・・
しかし、王太子ジハールが王立学園の卒業パーティーでパルラに婚約破棄を宣言する。
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