カイト・シュヴァーン少佐の事件簿
石畳の道なりに、煉瓦造りの家々が並ぶ、シュテルン王国の王都。
この地が戦乱から平定されて、百年と少しが経った頃だろう。
しかしやがら権謀術数渦巻く上流階級から、貧しさに喘ぐ民までに多種多様な怨嗟が蔓延る地でもある。
それ故に、憲兵隊の駆り出されない日はない。
──勿論、特例で憲兵隊の少佐の位に就き続けているカイトも。
カイト・シュヴァーンはシュテルン王国憲兵隊少佐。
その地位でありながら、率いる兵卒はたった一人・アーベルのみ。
蔓延る謎と闇を暴くため、二人は王国を駆ける。
そして、カイト自身の抱えた謎と闇とは──。
この地が戦乱から平定されて、百年と少しが経った頃だろう。
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