【連作短編058】 足洗い 全22話 ―元会長と、AIと、三毛猫―
七年の刑期を終え、礼二は足を洗った。
連れは、人型ロボットのシンと、拾った三毛猫のハル。
向かうのは、かつて自分がカタギに送り出した人たちのもと。
銚子の料理人、函館の漁師、霧島の左官、沖縄の三線職人。
どの土地でも「また来い」と言われる。
事件に出会い、飯を食い、少しだけ過去が見える。
けれど、礼二が背負った重さは、旅先でも消えてくれない。
元会長とAIと猫が歩く、静かな全国行脚。
全二十二話、完結。
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