あなたにおすすめの小説

もう十分尽くしましたので、あとはご自分でどうぞ 表紙

もう十分尽くしましたので、あとはご自分でどうぞ

 公爵夫人エルラリアは、結婚して五年になる夫カシアンから、ある日突然、愛人を屋敷に迎え入れると告げられた。夫は悪びれる様子もなく、彼女の理解を求める。これまで夫のために尽くし、公爵夫人としての務めを果たしてきたエウラリアにとって、それは決して初めての失望ではなかった。  子どもが欲しいという願いも、夫婦として向き合いたいという望みも、彼はまともに聞こうとしなかった。それでもいつか変わってくれると信じていたけれど、もう十分だ。  エウラリアは離婚を決意し、幼馴染の専属護衛騎士エルノと共に公爵邸を去る。  向かった先は、幼い頃に祖母と訪れたことのある孤児院。そこで彼女は子どもたちと過ごしながら、少しずつ自分の人生を取り戻していく。  一方、彼女がいなくなった公爵邸では、これまで彼女が担っていた仕事が滞り始めていた。自分がどれほど妻に支えられていたのかを理解するしかなかったカシアンは、彼女を連れ戻そうとするが——。
恋愛 連載中 短編
文字数 10,966
愛せないと言われたから、私も愛することをやめました 表紙

愛せないと言われたから、私も愛することをやめました

「他の人を好きになったから、君のことは愛せない」  そんなことを言われて、私サフィラは婚約者のヴァン王子に愛人を紹介される。  その後はヴァンは、私が様々な悪事を働いているとパーティ会場で言い出す。  捏造した罪によって、ヴァンは私との婚約を破棄しようと目論んでいた。
恋愛 完結 短編
文字数 21,233
幼なじみの方を奥様にお迎えになるのでしたら、料理人も庭師も御者も今月限りでございます。雇い入れたのは私の名ですので 表紙

幼なじみの方を奥様にお迎えになるのでしたら、料理人も庭師も御者も今月限りでございます。雇い入れたのは私の名ですので

「客人として迎えるだけだ。君は奥向きのことだけ見ていればいい」  そう言って婚約者が幼なじみを屋敷へ迎え入れた日、父は「侯爵家を怒らせるな、我慢しろ」と言いました。  ええ、待ちますとも。婚約を解くと仰るまでは。  この屋敷の奥向きで働く料理人も、庭師も、御者も、婚約が決まった年に雇い入れた者たちです。雇い入れ状に書かれているのは、侯爵家の名ではございません。「次の奥様」として、私の名です。  ですから、婚約を解かれた月の終わりに、あの者たちの雇いも終わります。私は何も申し付けておりません。  父に叱られた晩、母だけが灯りを消さずに待っていてくれました。  次の雇われ先も、もう決まっているとか。今さら呼び戻そうとなさっても、もう遅いのです。 ※毎日6・10・12・16・18・21時に更新します。
恋愛 連載中 長編
文字数 39,209
私の席は従妹にどうぞ――あなたの隣には、もう戻りません 表紙

私の席は従妹にどうぞ――あなたの隣には、もう戻りません

婚約者のロデリクを支えるため、侯爵家の仕事を懸命にこなしてきたセリナ。 晩餐の準備も、客人への気配りも、すべては彼の役に立ちたかったから。 けれど、その手柄はいつも従妹のミレアのものになり、ついには婚約者の隣の席まで譲るよう求められてしまう。 「君は裏方のほうが得意だろう」 当然のようにそう告げるロデリク。 さらにセリナは、亡き母から受け継いだ大切な屋敷「白樫荘」の利用権まで、知らないうちに勝手に約束されていたことを知る。 何度訴えても、彼はセリナの気持ちを理解しようとしない。 ――もう、私の大切なものを、誰かのために差し出すのはやめよう。 婚約を解消し、自分の屋敷で新たな暮らしを始めたセリナ。 そんな彼女の前に現れたのは、彼女の意思を尊重し、対等に向き合ってくれるレイス公爵イヴァンだった。 一方、かつての婚約者たちが勝手に交わした約束には、思いもよらぬ問題が隠されていて……。 奪われた手柄、踏みにじられた約束、そして自分の名前で選ぶ未来。 これは、誰かのために生きてきた令嬢が、自分の居場所と誇りを取り戻し、本当に大切にしてくれる人と幸せを掴むまでの物語。 **【婚約解消/自立する令嬢/元婚約者へのざまぁ/誠実な公爵との恋愛/ハッピーエンド】**
恋愛 連載中 長編
文字数 35,280
「君を愛することはない」なら、私も愛する必要などありませんよね? 表紙

「君を愛することはない」なら、私も愛する必要などありませんよね?

「私は君を愛することはできない。それだけは、今この瞬間にしっかりと覚えておいてくれ」 私は動かなかった。 ただ、静かに彼を見つめ返した。 私の沈黙を「絶望」と受け取ったのか、ヴィルフリートは鼻で笑い、部屋の隅にある一人掛けのソファに深く腰掛けた。 「この婚姻が、親同士が勝手に決めた政略結婚であることは君も知っているだろう。我が侯爵家は、一時の財政難により、君の実家であるローゼンタール公爵家の財力を必要とした。だが、それだけだ。私が心から愛し、生涯を誓った女性は、他にいる」 彼が口にした「他にいる女性」とは、社交界でも噂になっている男爵令嬢のこと。 名前は確か、ミリア。 儚げで、守ってあげたくなるような、庇護欲をそそる令嬢だと聞いている。 「今夜は別の部屋で休む。明日からは、互いに干渉しない生活を始めよう」 バタン、と大きな音がして、扉が閉まった。 その瞬間、私の心は決まった。
恋愛 完結 短編
文字数 39,903
王子様への置き手紙 表紙

王子様への置き手紙

フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯ 小説家になろうにも掲載しています。
恋愛 完結 短編
文字数 10,332
信じてくれない婚約者に別れを告げたら、国外追放を告げられました 表紙

信じてくれない婚約者に別れを告げたら、国外追放を告げられました

「別れましょう」 「……婚約は破棄だ。お前はこの国から出て行け」 王子としてのプライドが、ただの別れを許さない。
恋愛 完結 短編
文字数 14,057
必要とされない私は消えることにします 表紙

必要とされない私は消えることにします

願ったことは婚約解消。 都合良く扱われて邪魔者扱いされた私はもう一緒にはいられない。
恋愛 完結 短編
文字数 11,390