異界アジアンゴシック奇譚「浅き眠りの夢見鬼」②~同床異夢~
蝉の声が降りしきる夏の盛り。
薬師として歩み始めて一年と少し、根夢とあさきは熱海の宿へと向かう。
だが、そこは策略と不幸に見舞われ、いまにも灯が消えようとしていた。
宿の主を苛むのは、夜毎に繰り返される不穏な夢――
その夢の奥底に潜んでいたのは、母となれなかった女郎蜘蛛の慟哭。
哀しみを断ち切るのではなく、そっと寄り添うことでしか癒せぬものがある。
根夢たちは、妖と人の境で揺れる想いと向き合いながら、再生の道を模索していく。
やがて訪れる再会と、告げられぬ別れの兆し。
過去が静かに爪を立てる時、心の奥深くに眠っていた力が、静かに目を覚ます――
薬師と鬼が歩む、交わりの奇譚。
その第二章が、いま紡がれ始める。
原作:croe(黒絵屋)
croe氏は創作仲間で、世界観の原作者となります。
今作のキャラクターや設定、物語は狐花真凪による一次創作です。
◆本作は他媒体(書籍・Pixiv)でも公開しています。
本掲載分ではキスなどの身体的接触や暗転表現を含みますが、直接的な成人向け描写は含まれていません。
Pixivでは一部シーンをサンプルとして掲載しています。
書籍版には、加筆した成人向け描写を含みます。
薬師として歩み始めて一年と少し、根夢とあさきは熱海の宿へと向かう。
だが、そこは策略と不幸に見舞われ、いまにも灯が消えようとしていた。
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